ローマの休日

評価 : ★★★★★
(1954/4/27公開 アメリカ 118分)

オードリー・ヘップバーンの代表作(アメリカ映画初出演にしてアカデミー最優秀主演女優賞受賞の出世作)として有名な映画なので知っている方も多いでしょう。映画そのものを観たことがなくても、今でも映画のワンシーンのオードリーがCMやポスターやグッズになって写真を目にする機会のある名作です。
こんなに長い期間、世界に愛され話題になった女優が他にいたでしょうか?

内容は、何度もテレビ放映もされているのでいちいち書くまでもなく有名なお話ですが、ある小国の王女として生まれて窮屈な生活に嫌気がさし自由に憧れて街へ出たアン(オードリー・ヘップバーン)とアメリカの新聞記者ジョー・ブラッドリー(グレゴリー・ペック)との、たった一日限りの自由を謳歌したローマ見物、そしてロマンチックで切ない恋の夢物語。

この作品のイチバンの魅力はなんといってもオードリー!
彼女の存在に尽きます!
もー、なんてキレイで可憐で清楚で上品で可愛らしいの!
彼女が映るだけで気品が感じられるんですよ、王女役にはぴったり。
お話自体はそんなにたいしたことないんだけれど、彼女のその妖精とも讃えられたキュートな魅力にとりつかれること間違いなし。今や、「ローマの休日」といえば、ウィリアム・ワイラー監督の作品、としてではなくオードリー・ヘップバーンの映画なのです!それだけ作品の顔になってしまうインパクトがある女優さんなわけですよ。
たくさんの女優さんがいるけれど、あんな女優さんは十年に一人でるかでないかの逸材でしょう。
優れた演出家でも知られる巨匠ウィリアム・ワイラー監督が新人女優の中から一目で素質を見抜いて抜擢したというのも納得なほど、魅力的。それに監督がその魅力を全開させるような見せ方(撮り方)を心得ているというのもあるでしょう。どこを切り取っても画になる素晴らしい名作です。

しかし、オードリーは本作の前にイギリスで映画やミュージカルに出演したこともあったし化粧品のポスターになっていたこともあったのに、ほとんど無名で売れてなかったなんて信じられない。よほど見る目のない使われ方をしていたのか?
オードリーの作品は数あれど、中でもこれがイチバン素敵に映っている気がします。

ローマは昔、父が旅行して「キレイなところだけど、スリとか置き引きとか多いし、友達もカバン盗まれた」だそうなので本当は治安の悪い街なのでしょうが、この作品を観てるとそんなこと全く考えられないほどローマに憧れちゃいますね。

・・・関係ないですが、ローマといえば最近ターナーホテルの日本語ページが面白ネタとして流行してたのでそちらも興味が(笑)

# パンフレットの復刻版がなぜかうちにあるのですが(笑)私が買ったものではないため値段は不明です。一応、小さい四角い枠の中に300って書いてあるから300円っぽいんだけど。オードリーの魅力や監督や撮影裏話について語ったページの他に、昭和29年公開当時の不思議な広告(例えば「液体の宝石!濃厚香水エリザベス やるせない恋の甘さ!キスミー特殊香水」「麗しき髪の魅力はヨゥモトニック」など)がたくさん載ってます(^^;
それと一緒に裏表紙をめくったところに上映時間表が載ってるんだけど、当時の映画料金って指定席で300円、自由席で200円、早朝割引で170円、アニメだと30円均一って・・今の鑑賞料金ってすごく高くなったねっ!(いや、物価価値が違うのはわかってますが)

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オズの魔法使

評価 : ★★★★★
(1954/12日本公開 アメリカ/MGM 102分)

♪さぁむうぇーぇぁ、おーばぁ・ざ・れいんぼーぅ♪

・・・ひらがなで書くとマヌケだな _| ̄|○
(ついでにSomedayと聞こえたと思ってたらSomewhereだったよ_| ̄|○)
第12回(1939年)アカデミー賞/歌曲賞受賞の曲をマヌケにしてしまった自分に反省しつつ書き進めていきます(T-T)すまんのぉ~

今でも『Over the Rainbow』の曲で有名な「オズの魔法使」。
アカデミー賞も受賞していますし(この年は「風と共に去りぬ」がいたので作品賞は逃したけど作曲賞/歌曲賞で受賞してます)、オーケストラの演奏会やCMで流れることも多い曲なので、映画そのものを観たことがない人でも曲はなんとなく聴いたことがあるのではないでしょうか。
それに本編自体もたしかアニメにもなっていたような・・・むかーしテレビで見た記憶がうっすらとあるのですが。

古い映画の中でももうすでに名作となっているお話なので知っている人も多いと思いますが、内容は、少女ドロシー(ジュディ・ガーランド)がトト(犬)と一緒に大竜巻に巻き上げられて夢の国オズにたどり着いてしまい、故郷のカンザスに帰るため、途中出会った臆病者のライオン(バート・ラー)・脳のないカカシ(レイ・ボルジャー)・そして心のないティンマン(ジャック・ヘイリー)と共に願いを叶えてくれるオズの魔法使いが住むというエメラルド・シティを目指すというストーリー。

1939年の映画とは思えないほど色鮮やか(モノクロのシーンもあるけど)で今見ても完成度が高く、不思議なほど何度観ても面白いのでファンタジー映画としては最高傑作の部類に入ると思います!
自分が生まれるよりもずっと大昔に製作された映画なのに何なんだろう、この全く色褪せない魅力は。
ミュージカル好きだからってのもあるとは思うのですが、あの世界を見るととても気持ちがワクワクするんです。そういう人、きっと他にもいるよねっ?
ファンタジー映画って近年のCGの発達のおかげで映像的には最近のほうがもっとすごいはずなのに、完成度はこの映画のほうが高い気がするなぁ~、それが名作といわれる所以か。
とにかくこの映画を観ずしてファンタジー映画を語るなかれ(笑)
後世のファンタジー映画の原点ともいえる映画なのでファンタジー好きな人は必見ですヨ。
大人が観ても考えさせられるところがあり、かといって子どもが観ても充分に楽しめる内容なので、本当に映画史上に残る名作です。飛び出す絵本を初めて見たときのような感動があります(笑)
こういう大人も子どもも楽しめる作品って特別な魅力がつまってますよね~、しかもあの時代にこんな見事な作品を作ってるんですからスゴイです、エクセレント!

この映画は我が家のDVDコレクション(っていうほど数ないと思うけど)の中にあるのですが、特典がいーっぱいついてました。買いです買い!たしか特別版で1500~2000円程だったと思います度(多分、いつものことで割引されていた時にもっと安く買ったと思うんだけど本体にも値段書いてないからわかんないや(^^;)、オススメ。

※ ちなみに製作は1939年ですが、日本で初めて公開されたのは本国公開から15年も経ってからの1954年らしいので冒頭の公開年を1954年と記載しました。あと、タイトルは「オズの魔法使い」じゃなくて「オズの魔法使」らしいですね、DVDにはそう記載されているのでそれに倣いました。

※ ジュディ・ガーランドって検索中に「1969年 睡眠薬の過剰投与によって死亡」って記事見つけたんですけど、こんな素敵な映画に出ていた人がそんな衝撃的な死を迎えてたなんて!とショックです(T-T)

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