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A.I.

評価 : ★★
(2001/6/30公開 アメリカ/ワーナーブロス&ドリームワークス 140分)

少年は数千年の時を超える。ただ一度愛されるために。

デイビットは11歳。
体重27キロ。
身長137センチ。
髪の色、ブラウン。
その愛は真実なのに。
その存在は、偽り。

えーと・・・以下の文章は旧CinemaFileから移してきてるんですけど、自分の過去のレビューを読んでびっくりしました、あまりにも辛口で _| ̄|○
自分で書い・・・たんだよなあ、うん。
2001/7/1鑑賞になっているから今からたった4年ほど前に書いたみたいだけど・・・多分、よっぽど観た直後に腹を立ててたのか記憶から消去していたみたい(^^;
・・・ん~、かなりひどい文章だけど編集面倒なんでそのまま載せてしまおう。

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いやー、びっくりしました。
日本の宣伝部って宣伝が上手いんですねえ。感心、感心。
まさかこんなに駄作だとは。
先行レイトだとか試写会だとかで興行成績がすんばらしいって聞いていたので!
あの故・キューブリックが20年も暖めた物語をスピルバーグが引き継いだというので!
あの天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントが出演しているというので!
だから朝早くから並んだにもかかわらず10:25の回も11:00の回も売り切れで結局12:10からの回にしてまで予告編も含めて160分もある長丁場を耐えて観に行ったのに・・・あまりのショックに思わず斜め向かいの7番スクリーンでやってた三谷幸喜監督の『みんなのいえ』を観に行ってしまったヨ!
・・・んで『みんなのいえ』のほうがツボにハマって声出して笑ってしまったくらい確実に面白かったんでこっちの内容、とんじゃったりなんかして・・・あら?(汗)

ストーリーを手短にまとめると、ガキの容姿をした闘えない鉄腕アトムがママストーカーになってピノキオに憧れて母をたずねて二千年っていう話です。(意味不明)

日本を意識したのだか、ご丁寧にも天馬博士もどきとかお茶の水博士+手塚治虫もどき(ちょい役なのにロビン・ウィリアムスという豪華さ!)とか出てくるし、アメリカの未来の家なのになぜか障子の入った和室っぽい雰囲気をかもしだした部屋のある家だし(でも車はセロテープひっくりかえしたような形で未来を意識しているらしくこのあたりのセンスは謎)。
ハーレイ少年の演技は素晴らしかったんですよ、ロボット役に徹してか最後の瞬間まで瞬き一つしなかったんですから。そのわりにラストのほうで涙を流して泣いたのは謎なんだけど。あの涙って何でできてるんだろう?とか思ったのは私だけ?(他にも「食事したら壊れるのに水に濡れても平気なのはなんで?」とか「危機回避プログラムがついてるはずなのになぜ危険なことをするのか?」とかいろいろあるんですけど、それはこの際置いといたとしてもこの点だけは知りたいな)
また、名脇役のジュード・ロウの演技も素晴らしいもともと一昔前の俳優のような顔をしているんだけど、そのマネキンさに磨きがかかったというかなんというか安定したロボット演技ですネ!二ヶ月くらい前に公開していた『スターリングラード』で名狙撃手を演じ、私の中で「顔だけじゃないのね!」と評価を3ポイントほど上げた彼が二ヶ月後にはセックス・ロボットってあんた・・・しかも名前がジゴロ・ジョーだって・・・首を横にかしげると体のどこからかムード音楽を流しだすしね、どういう役だよ・・・スピルバーグ、あなたってとっても罪な人。きっとジュード・ロウの熱狂的ファンを敵に回し呪われることは確実です、恐怖新聞を読むより寿命が縮まる可能性が高いかもしれません(意味不明)

こんなにお金をかけてこんなに仰々しく宣伝をして、こんなに素晴らしい俳優や故・天才キューブリック監督の構想を使ってまで作った作品なのに、2001年イチバンの話題作(なにしろ観に行った先のワーナーマイカルでイチバン広い所を3館も使って上映してたからね)かもしれないのに、2001年イチバンの駄作かもしれない雰囲気を私の中ですでにかもし出しているなんてこの映画、あなどれませんネ!(笑)
恐るべし、宣伝効果!(そういえば「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でも騙されたよな・・・)
恐るべし、スピルバーグ!(ビッグネームには弱いもんな、日本人(笑))
とりあえず話題には違いないので話の種程度に観ても損はないと思いますが、私はリピーターにはなりません、多分よっぽどのことがなかったら二度と観ません(笑)

そういえば、宣伝チラシに「この夏、新世紀のスピルバーグ。そして最大級のスピルバーグ。」なんて書いてありましたが、「この夏、新世紀のスピルバーグ。そして最大級の(失敗を犯したかもしれない)スピルバーグ。」って意味だったのかな?(汗)

いえ、べつに怒っているわけじゃないんです。
映画の日で割引価格の千円で観たけれどそれでも千円返せ!って思ったとか言うんじゃないんですヨ!
パンフレットが異様にでかくて重くて高いじゃないか!ってのともまた違うんですヨ!
・・・ただですね、えー、すみません、映画を愛しているので普段は決してむちゃくちゃにけなすようなことは表ではあまり言わないのですが、あまりにびっくりしたためか、今はこれ以上褒められなかったんです。
後日、書き直すかもしれませんが、とりあえず率直な個人的感想ということで読み流して、ぜひとも劇場へ足を運んでご自身で確認してみて下さい(笑)
一応、点数だけは天才キューブリックに敬意を表してこれでも★ひとつ余分につけときました☆

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・・・以上が公開当時に私が書いた文章みたいです・・・テンション高すぎだなあ・・・まあ若かったからな(少なくとも今よりは確実に(^^;) 書き直すかもって書きながら全然書き直してないし。

この内容説明では説明になってないので補足します(^^;

サイバートロニクス・マニュファクチャリング社の従業員ヘンリー(サム・ロバーズ)とその妻モニカ(フランシス・オーコナー)の息子で不治の病に冒され冷凍保温されていたマーティン(ジェイク・トーマス)の代わりに、愛という感情をインプットされた最初の少年型次世代ロボットとして誕生したデイヴィッド(ハーレイ・ジョエル・オスメント)はヘンリー夫妻に引き取られたが、間もなくマーティンが生き返ったためあっけなく捨てられてしまい、そこから母を求めて旅をするというお話。

映像はとてもキレイでしたし、役者の演技は良かったです。
でも何かが欠けているような気がして個人的には確実にダメでした。
今思ってもこれはスピルバーグの最高傑作ではない気がします。
あの人はもっと違う作品を手がけたほうがよかったんだ、これはやっぱりキューブリック版で観てみたかった、そんな気がしたのです。
多分、この映画はキューブリックが作りたかった映画とは全然違うものになっているでしょう。そこが残念でたまらないのです。そして観終わった後の複雑な気持ちがなんともいえない作品でした。

・・・多分ねえ、スピルバーグが撮るには元の題材が救いのなさすぎる話なんですよ・・・一般大衆向け(惹き込まれるような映像や面白い話で魅せる)のハッピーエンドを迎える娯楽映画を作るのは得意分野でしょうが、こういう暗いメッセージ性の高い映画はちょっと厳しそう。スピルバーグの映画っていったら、やっぱりラストはハッピーエンドを期待するじゃないですか~(本人も多分そうするのが好きなんだと思うけど)、だから多分これもそっちの方向に持っていったんだろうけど・・・ラストが「宇宙人さんアリガトウ!」みたいな・・・かなり強引なハッピーエンドでなんか違うんだよなあ(^^;
主役の子どもロボットにどれだけ感情移入できるかが評価の分かれ目になると思いますが、キューブリックならおそらくもっとひねくれた撮り方をしたでしょうし、人間の奥底にある闇の部分の感情をもっと深く描いたでしょうし、あの中途半端にヒューマンドラマなハッピーエンド的ラストにはならなかったでしょう。

ん~、個人的には、今でもこの作品はあんまり好きじゃありません(笑)
まあこれはこれでべつにいいんだけど、キューブリックが長い間、構想を練ったにも関わらず結局撮れないうちに亡くなってしまったということは、もっと深jく掘り下げて簡単に描ききれないものを作ろうとしていたのでは?と思うので、この映画はやっぱりキューブリックが撮ったほうがよかったんじゃないかなぁってやっぱりどうしてもそこが気になるんでねー。

# パンフレット探し中。記憶の彼方へいっているということは多分二度と開かないであろう場所に置いたと思われる(^^;

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Comments

はじめまして!
タグふれの足跡をたどって来ました。
A.I..のコメントを見て、私も観た直後に同じ腹立たしさ?を覚えたことを思い出しました。
全く【騙された!】って感じで・・・(^^ゞ
でも、世間では話題だし、よかったって言う人が多かったので私だけが辛口?って思って・・・。
ウンウン、って思いながらコメント読ませていただきました!

Posted by: wakwak | 2005.10.10 12:19 PM

はじめまして~!
そうですよねそうですよねっ、やっぱりその感想抱きますよねっ?
お仲間がいて嬉しいです、けっこう当時「・・・あんたそれはチョット(^^;」とか「あんたの酷評もヒド過ぎ(^^;」って言われたんで・・・でもあれはやっぱりさー・・・ねぇ?(T-T)

Posted by: りす | 2005.10.11 01:22 AM

こんにちは。
私は良かったと思いましたよ。
まさにピノキオ的なストーリでしたが、「人」って何を持って定義つけるのかというを現代風にアレンジした表現(モチーフ)で考えさせられました。

キューブリックが撮ったらもっと違ったものだったでしょうが、むしろそうで無くてよかったかなあ。
キューブリックはやっぱ「フルメタルジャケット」を感動したので、印象が組み合わさらないというのもあるんですがね。

Posted by: おっとっと | 2005.10.11 10:46 PM

「フルメタル・ジャケット」!!!

あれはまた戦争という極限状態下の人間の狂気を描いた映画でしたね~。前半後半で全然違う映画だなあという印象でしたが、前半の訓練と後半のミッキーマウスマーチが強烈・・・。
キューブリックは極限の狂気を描かせたら天才的ですね。

Posted by: りす | 2005.10.13 12:11 PM

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