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CASSHERN

評価 : ★★☆ (2004/4/24公開 松竹 141分)

この地に生まれた、愛する人々に捧ぐ。

んー・・・正直言って、なっがーーーいミュージッククリップを観た気分
6億もかけて作られてる映画にミュージッククリップと一言で片付けてしまう自分にオイとは思うのですが、ラストの宇多田の曲のために作られたような印象が・・・実際、宇多田が書いた主題歌のミュージッククリップもこの映画の映像とかぶってるし(^^;

映像は確かにキレイ。だけどCGがうるさすぎて、ずっと観ていたらなぜか途中から頭痛がしてしまいました。
多分・・・特殊効果の必要がないシーンまで全てに渡ってCGを使っているのが原因のような・・・映像でストーリー展開を説明しきれないのかセリフがしつこいシーンもあるし・・・音楽はよかったんだけど、変に特殊効果ばかりが目だってしまってストーリーにハマりこむには観辛くて私はダメでした~。
連れは「深いね!あれはあれでよかったよ」って喜んでましたんで、公開当時、賛否両論極端に分かれていた理由はなんとなくわかりました(^^;

私はリアルタイムで元ネタの「新造人間キャシャーン」を観ていたわけではないので原作を知らないから特に思いいれがあるわけではないんですけど、たまたまこの映画が公開されていた時期にネット配信されていたんで観てみたら・・・この映画ってオリジナルアニメと全然違う話?
多分、原作を知ってて原作ファンな人はテーマも設定も違いすぎてて怒るかもしれないなあ。

だいたい「キャシャーン」ってもともとはヒーローアニメだし、予告編の一部を観て仮面ライダー系のアクションシーンを期待して行ったのに、実際キャシャーンが戦ってるアクションシーンって少ないんだよね。あー、べつにライダーが好きなわけじゃないけどやっぱりああいうアニメ原作のはアクションって見せ場だと思うんだよ、キャシャーンって名乗ってんだからアクションあってなんぼのもんじゃん!だって映画なんて娯楽なのにー!
邦画でCGほとんど使ってるにしちゃ手抜きがなかったのはよかったとしても、画面がパラパラ切り替わり過ぎて観辛かったのも敗因。役者がアクションできないからごまかしにCG使いまくってみました、みたいに見えるし。
だいたいあの城は一体何?誰が作ったの?あの鉄人28号みたいなデザインのロボ軍団も赤い電気いっぱいつけて行進してたんで『スターウォーズエピソード1』のロボ軍団と『風の谷のナウシカ』のオームの大群を足したみたいに見えちゃったんだけど何だあれ。それに新造人間って死なない設定じゃなかったの?ちょっと新造細胞に触れただけのヒロインは撃たれても死ななかったのに、悪役さくっと死に過ぎだし。・・・って、予備知識なく一回観ただけではよくわからないストーリー展開でどーなってんのか「?」が多かったです・・・。
しかも!あんなただの犬がフレンダーって言われても全然違うじゃん!
パンフレット見たら原作ではいろいろ変身するロボット犬って書いてんのにあんなのただの普通の犬だったじゃん、しかも申し訳程度に出てただけだし。あんなにCG駆使するんだったらそこにも使えっての。
あー、ミッチー(及川光博が演じる内藤薫)はよかったのになぁ!唐沢(ブライキング役)もよかったのになぁ!
あーあー、チョップでロボ切断のシーンとかは面白かったのになぁ~!
予告編がよかっただけに惜しいよ、惜しいんだよっ!

壮大なスケールの反戦映画だってのはわかります。
ただ原作と全然違うなら「キャシャーン」である必要はないかもねと思ったんです。それにもとがアニメならもうちょっと暗くなくてもいいんじゃないのかなー、長くて暗くて重すぎて・・・そりゃ反戦メッセージ性が強いのはわかるんだけどCGが過ぎてしまい監督が本来訴えたかったことよりも悲壮さを強調した映像の雰囲気だけが優先されちゃった映画になってしまってるのが賛否両論きっちり分かれる原因のような・・・。
ああ、でも映像はキレイです、確かに。素晴らしいです、CG使いすぎだけどキレイには違いないです。
内容も「キャシャーン」というタイトルでさえなければすごく深くてよいです。だって「キャシャーン」である必要性が全然ないんだもん、「キャシャーンがやらねば誰がやる」って予告で言ってたけどテツヤという人間を描いてるだけでべつにキャシャーンって名乗る必要性もないからキャシャーンじゃなくて良さそうなんだもん。これならオリジナルとして公開する別タイトルつけたほうがよかったかも?

とにかく深いテーマについて考えさせられる作品だったという意味では成功だと思いますが、観た後に確実にブルーになる作品でした(そういうテーマだし、そういう作りなんでそうなるのが正しいと思いますが)。
ちょっと鳴り物入りで前評判だけが先走っちゃったから思ったのと全然違ってたのかな?

# パンフレットは小型の紙ケースに入った3冊セットの900円。ほとんど写真集(^^;?宇多田ヒカルが書き下ろした主題歌「誰かの願いが叶うころ」の歌詞も掲載されています。

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