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シュリ

評価 : ★★★★☆
(2000/1/26公開 韓国/シネカノン 124分)

あなたと過ごした時間が私のすべてだった 

韓国で様々な映画賞を受賞して史上空前の大ヒットを記録した第12回東京国際映画祭特別招待作品です。
私が初めて観た韓国映画はこの映画でした。
今でこそ、「冬のソナタ」を始めとして様々な韓国ドラマがテレビ放映され、「四月の雪」の公開で映画館内で変な石鹸を売られているオバサマたちのアイドル(笑)なんかもよく目にしますが、今から5年ほど前ってあちらの映画やドラマってあんまり大々的には取り扱われてなかったと思うんですよ。
だから当時、評判を聞いて劇場に行った時は、あまりの予想外さにびっくりしました。

すごいすごい!
チラシのコメント「ハリウッドを超えた!」ってのはかなり言いすぎだと思うけれどアジアであれほどのアクションシーンが撮れるとは思っていなかったから(特に冒頭の戦闘訓練風景なんて血しぶき満載の大スプラッタ。あそこまで具体的に撮ってるなんてその気概だけでも評価!)かなりびっくり。
ただ、カメラワークの手ぶれがひどすぎてせっかくの一部の銃撃シーンがわかりにくいのなんのって・・・激しい戦闘シーンを表現する効果を狙ってのことだろうけど狙いすぎで見づらかったのが難点。もうちょっとおさえて撮ってくれないとだめです。おかげでアクションの流れが速く感じて全体で何をやっているんだか見えなかったのが惜しいです、ホント。
あと、本編とは直接関係ないといえばないのですが、予告や宣伝文句で期待感をあおりすぎていたのもチョット・・・あまり何も考えないで見たほうがよかったかも。

ストーリーは 1998年9月のソウルを舞台に、韓国の情報部員ユ・ジョンウォン(ハン・ソッキュ)とアクアショップを経営する恋人イ・ミョンヒョン(キム・ユンジン)=北朝鮮工作員イ・バンヒとの悲恋を描いたアクションロマン。国への忠誠心と、恋人を思い遣る気持ちの間に生じる葛藤が見所。

しかし韓国映画というもの自体最後まできっちり見たのは5年ほど前にこの映画を観た時が初めてだけれど、まさかこれだけの技術を持っていたとはね・・・ごめん、アジア系の映画ってほとんどジャッキー・チェンの香港映画みたいなのを想像していたので(^^;(ォィ)、ハリウッドってすごい!しかそれまでは思ってなかったけど、うわぁ韓国もすごいよ!って私の中での韓国映画の位置付けを大きく変えた映画でした。
民族分断の悲劇という歴史をふまえつつ悲恋のせつなさを丁寧に表現してるのは上手い。ああいう歴史を辿っていないと撮れない映画かもしれない。
特に最後の恋人同士の対峙シーンを見てしまうとそれまでの主人公とヒロインの台詞のやりとりがとても切なく感じます。キッシング・グラミー(つがいで飼う熱帯魚の名前で片方が死ぬと片方も後追いするという)の伏線まで張ってたから最後はどうなるかハラハラしてしまった・・・まさに最高のロマンス。スリルとサスペンスにまみれた非日常的な日常があるからこそ、それと対称的な恋人たちのありふれた日常をとらえた光景があんなにも素敵に見えるのでしょう。
命を賭けた恋、命を賭けた友情・・・一生に一度はしてみたい最高のスリルを伴う危険な大勝負、憧れるけどいざできるかというと難しいでしょうね。あなたはできそうですか?

そうそう、タイトルの「シュリ」って朝鮮半島をいったりきたりしてる特有の淡水魚の名前なんですね、最初はなんでこの題名なんだろうと思ったけど後半の台詞でちゃんと深い意味があったとわかりました。
よく出来てるわー・・・。我が家に、昔、相方が買ったDVDがあるのでまた観ようっと。(そういえば、買ったらついてきたからあげるって貰った特典ポスターどこ行ったかな(^^;)

・・・どうでもいいことだけど(思い出してしまったから書いておくけど(^^;)、当時、うちの母と一緒に観に行ったんですけどね・・・最初は、「韓国映画の主役ってこんなもん?あんまりかっこよくないわねー」とか言ってたくせに最後まで観たら「よかったー」と言ってました。しかし、途中で(ここが重要!)、ちょっとちょっとと腕を叩かれ、何?と耳を寄せると「主役の男の人、島田紳介に似てない?」・・・・・おかーさんっ、観てる最中に言わないでよっバカっ!Σ( ̄ロ ̄lll)

・・・おかげでその後は主役のハン・ソッキュがずーっと島田紳介にしか見えませんでした・・・違うのに違うのに _| ̄|○←バカ
(いや、今観たら違うのわかってるんだけどね(^^;)

そういえば当時、ロバート・デ・ニーロがこの映画に興味を示してぜひ観たいと言っていたということがパンフレットに書かれていたけどどうなったんだろ?

※ 旧CinemaFile掲載文を編集・加筆して掲載。

# パンフレットは真っ赤な表紙の600円。出演者インタビューが豊富。

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Comments

この映画が韓国映画の大きな宣伝役を果たしましたよね。
私も2度ほど見ました。
韓国映画の特徴が典型的に出てた作品でした。
・迫力を超えた大げさな演出
・南北問題
※決して非難しているわけでは無くて特徴としてですよ。
これに日韓問題と血縁(民族)が加われば完全韓国映画となるのですが、観衆を集めるには逆効果になりますからね。

まぁ、単純に楽しめるハリウッド映画風なつくりだったのを覚えてます。

Posted by: おっとっと | 2005.10.06 10:58 AM

はじめまして足跡から
お邪魔しました
私もこの映画が大好きで
しっかり買ってしまいました
韓国映画をそして韓国に興味を
もつようになりましたよ~
これからもお邪魔します

Posted by: haru | 2005.10.06 11:23 AM

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