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真珠の耳飾りの少女


★★★☆
(2004/4/10公開 イギリス/ルクセンブルク ギャガ 100分)

謎の天才画家フェルメールの
名画に秘められた物語が 今、解き明かされる。

明日の夜、友人と美術館に行くことになりました♪
ということで、有名な絵を元ネタにした映画を一つ取り上げてみます。

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(通称、青いターバンの少女、だったかな?)をモチーフにした映画です。
内容は17世紀に活躍した謎の画家ヨハネス・フェルメール(コリン・ファース)の絵が生まれる背景に、使用人として奉公しに来た少女グリート(スカーレット・ヨハンソン)の存在があったという絵画制作の背景を綴ったもの。絵は実在しますが、多分、ストーリーは絵をヒントにしただけで架空のものです(原作がベストセラーになってるらしい)。

まるでフェルメールの絵そのものが動いているようなスカーレット・ヨハンソンの透明感のある美しさが際立っています。全体的に会話が少なくて派手さがない作品なので、スカーレット・ヨハンソンの存在感の大きさがストレートに表れていて、使用人の少女が一人の画家にどれほどのインスピレーションを与えたのかが伝わってきます。
画面上の光と影の使い方、色彩、絵画さながらに絵になる構図などどれをとっても素晴らしい映像美。
あまりの美しさに娯楽作品というより芸術作品というほうが正しいでしょう。
たった一枚の絵からこんな美しい作品を作り出したのはすごい(実話ではないと思うのだけど)。
フェルメールに敬意を払ったような映像がとにかく素敵でした。

・・・ただ、肝心のコリン・ファースが演じているフェルメールの存在感が薄過ぎ(^^;
画家と少女の間に流れる惹かれあう空気っていうの?抑えた演技の中でもそういう空気が漂っているのはわかるんだけど、どうして深く惹かれあっていくのかの描写が少ないので絵に込められた心の部分が伝わってこないんですねー、うーん。嫉妬に狂ったフェルメールの妻の気持ちは・・・「大奥」に出てきそうだなあと思うくらいの演技でよく伝わるのだが(笑)

静か~な作品なので美術(絵画)の好きな人にはオススメですが、特にお好きでない方にオススメできるかっていうとちょっと微妙~。けっこう淡々としてるし、絵そのものの本当の背景やフェルメールっていう画家に謎が多いから肝心のところはぼかしてるのよね~、はっきりしたスカっとする作品は好きな人には合わないかも。

ところで、「真珠の飾りの少女」なのにいつも「真珠の飾りの少女」とタイトルを言い間違えてしまうのは私だけでしょうか _| ̄|○

# GyaOのネット配信で見たのでパンフレット未購入。

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