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ALWAYS 3丁目の夕日


評価 : ★★★★☆
(2005/11/5公開 東宝 133分)

携帯もパソコンもTVもなかったのに、どうしてあんなに楽しかったのだろう。

47年後に逢いましょう。

東京タワーが建設中だったあの頃・・・
昭和33年の東京を舞台に空前のスケールで送る、夢と希望の国民エンタテインメント映画!!

邦画にしては珍しく、たいして大きく鳴り物入りの宣伝をしていないわりにはとても評判がいいようだったので12月2日に観てきました。
実はノーマークだったんですけどね・・・めざましテレビなどで軽部さんがイイと言っていたので、いくら映画好きの軽部さんがイイと言ってもそんなにたいしたことないって思うのもあるんで(まあテレビ的にはああいう仕事をしてたら本音は言い辛いだろうし(^^;)一応参考にYahoo!ムービーの評価を見てみたら、平均が5つ星中4.8!?
ちょっとないくらいの評価の高さだったので観に行こうと思い立ったのでした。
以前、「明日があるさ THE MOVIE」を観た時に2人しかいなかった映画館だったので(笑)、今回も少ないかなーと思っていたら意外にけっこう人がいてびっくり。なんだ、この人気は。

原作は、西岸良平「三丁目の夕日」(1973年から小学館ビッグコミックオリジナル連載開始で今も連載中らしい)。
私は原作を全く知らないので、原作と比較してどうなんだろうっていうのはわかりませんが、ほのぼのとした心温まる映画になっています。たいていの場合、前評判がいいと実際観た時はコケることが多いのですが(今年なら「宇宙戦争」がそうですな(笑))、この作品は公開してからの評判がよかったのでちょっと期待。でもあんまり期待しすぎてもダメな場合が多いので本当にちょっとだけ(笑)
でも、観てみたらマジで「観てよかった!」というレベルでした。
ストーリーはわりと普通なので嫌いな人は嫌いなんだろうけどねー、個人的にはとても感動できましたよ。

内容は、昭和33年の東京の夕日町三丁目を舞台に自動車修理工場・鈴木オートを営む鈴木家の人々(堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希、小清水一揮)、その鈴木オートの向かいで茶川商店という駄菓子屋を営みながらしがない小説を書いている茶川竜之介(吉岡秀隆)、飲み屋のおかみ・ヒロミ(小雪)、ヒロミの知り合いの子で親に逃げられた少年・淳之介(須賀健太)との人間模様と心の触れ合いを描いた下町人情ドラマ。

決して裕福ではないけれど、人々の義理人情が当たり前のように周囲に溢れていて、ご近所さんはみんな顔見知りだし鍵をかけずに外出しても平気で安心できる暮らしがあり、誰もが明るい未来を夢見ることができる時代・・・日本にもこんな古き良き時代があったんだなあって再確認するとともに、その時代には生まれていなかったけれどなんだか妙な懐かしさを覚えました。今のように子どもが犯罪のターゲットになるようなニュースが毎日のように繰り返し伝えられる世の中がくるなんてあの当時には想像できないでしょう。それくらいほのぼのとした時代の情緒が感じられる作品でした。
この時代を本当に生きてきた人達は今でも現役バリバリだろうから、そういう人達が見たら、やはりセットなどがちょっと違うと感じる部分もあるとは思いますけどそういう部分は無視でもいいと思います。ファンタジーだと思って観たらいいんだって。細かいところでこの時代にこういうのは違う~とかいう叩かれ方をしても当然の時代を設定しているんだからしょうがないでしょう、だいたい監督はこの時代に生まれてるんじゃないんだから本当の昭和33年を知らないはずだし。でもそこはそんなに重要じゃない。
この作品の中には、今の豊かな時代のせいで忘れかけていた本当の温かさと優しさがある。それを感じるだけでもいいと思う。
そして思い出して欲しい。知って欲しい。物質的な豊かさだけが本当の豊かさではないということを。
夢を見ることが出来なくなっている時代に、夢を描ける大人がたくさんいたあの頃を羨ましく思ってほしい。
この映画には何かが欠けた今の時代を埋めるその「何か」があるように思います。

吉岡秀隆がとってもイイ。堤真一もいい味だしてる。薬師丸ひろ子も時代を感じさせてイイ。堀北真希と子役達も良かった。
山崎監督って「ジュブナイル」「リターナー」の時みたいに、アニメの影響大でVFXでSFドンパチ大好きのイメージが強かったので(勝手にそう思ってました、すみません(^^;)正直、どうなのかなぁ~と思ってたけど、今回はべつにCGがなくても充分なほどの人情作品になってました。あ、CGもよく見れば浮いてるところもあったけど、ストーリーにハマればけっこう違和感なく観られて楽しいですよ(笑)

悪役はいないし、あの頃の普通の日常と人間模様を描いただけなのに、純粋に楽しく笑えて、ホロッと泣けて、後でじんわり幸せな気分になれる映画。なんだろう、普通なのにツボなんですよ。
世代関係なく、感動できるいい作品です。オススメ。
作品のメイキングをおさめたALWAYS 三丁目の夕日 夕日町のひみつもDVDがでてるそうです。TSUTAYAとかにありそうなのでcheck!

・・・すごい、観る前はたいした期待をしてなかったのに、今これ読み直したらけっこう熱く語ってるヨ(笑)

# パンフレットは横長の700円。主要キャラのインタビュー記事、撮影裏話、D-51の歌う主題歌「ALWAYS」の歌詞、そして当時の東京タワー来館者プログラムの復刻版が付録でついている盛りだくさんの内容です。

「ALWAYS 三丁目の夕日」関連サイト
ALWAYS 三丁目の夕日

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Comments

りすさん、こんばんは。(^-^)
喘息よくなってきてネットサーフィンに精を出しているらぴです。

ALWAYS、いいですかっ!(^^) ちょっと気になっていたので、りすさんの評価聞いてリストに加えました。多分レンタル待ちで見ることになるとは思いますけど、是非ほんのりを楽しんでみようと思っていますよ☆

Posted by: らぴ | 2005.12.03 09:00 PM

観てきました。
良かった~。しみじみ。
ストーリーに盛り上がりがあるわけでは無いけれど、ところどころで感動して目が潤みました。
もう1回観たいかも。
登場人物一人一人がみんないいですね。
さすがに私も未だ生まれていなかった時代ですが、子供のころの景色を思い出させてくれるような映像でした。

Posted by: 小太郎 | 2005.12.11 09:20 PM

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良い映画だと噂をきいて、オフィシャルホームページもみて、これは観とかなくちゃと思 [Read More]

Tracked on 2005.12.12 05:27 AM

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