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ロザンナのために


評価 : ★★★★
(1997/12公開 アメリカ/ギャガ 98分)

君のためにぼくができること。

前回、ちょっと変わった形の夫婦愛をベースにした作品を取り上げたので、ストレートで突き抜けた夫婦愛の作品を取り上げてみます。
ちょうど今、GyaO Cinemaで16日(金)正午までやっているので観てない人はぜひどうぞ。

内容は、イタリアの小さな村で飲食店(バー?)を営むマルチェロ(ジャン・レノ)が、余命いくばくもない妻ロザンナ(マーセデス・ルール)の「死んだ娘の隣に埋葬されたい」という願いを叶えるために、残り3つしか空きが無い墓を手に入れようと村から死人を出さないようにあらゆる手を尽くして奔走するお話。

死(お墓)をテーマにしているのにどうしてこんなに滑稽で面白いんだろう。
身近な人間の死に対してこんなに絶望感のない映画も珍しいくらい全編に渡って前向きで明るいんです。
慎ましい生活でも、あそこまで愛し愛されたらたとえ儚い命であったとしても人生の幸せを謳歌したって言えるだろうなー。だから死と隣り合わせでいてもいつでも前向きなのかもしれない。
金も土地もあっても死んだような人生を送っている人が対照的に描かれていたから余計そう感じるのかもしれないけど。やっぱり人生における「愛」って重要な要素なんだねぇ。ロザンナもいつでも愛情豊かな人生を送っているからか今にも死にそうな病人に見えなかったし(ちょっと元気パンパンな気もする(^^;)。

でもいくら愛する奥さんのためとはいえちょっとやりすぎ(笑)
一生懸命に奥さんのために尽くしているのはわかるけれど、オイオイそこまでやるの!?の連続であれじゃちょっとアタマのおかしい人みたいだよ・・・極めつけになぜか上手く完全犯罪が成り立っちゃったし・・・。あれは立派な犯罪だろう、自分達さえ幸せならばいいのかそれで・・・とそのあたりが少し微妙(^^;
軽いタッチで描かれているので全然後ろ暗く感じないんだけどさすがにちょっと人としてどうなんだろう(笑)
友達なんじゃなかったのかオイって思うんで~・・・評価は3.8くらいなんだけど四捨五入で一応4つけときました、オススメできる作品だけどえ~それはちょっとどうなの~?の部分を差し引いたんで・・・娯楽作品としては上手いと思うんだけど、顔見知り相手だとさすがに笑うだけではすまんだろう( ̄~ ̄;)
あのオチは好きなんだけどね、いい意味で裏切られてラストまで完全犯罪なのかよって(笑)
・・・あ、そういえばアレを運ばされたフランチェスカはその後どうなったんだろう・・・彼女はべつに不幸になってもいいけど(笑)

とにかく、ジャン・レノの魅力がとってもよく出ています。
『レオン』の殺し屋のイメージしかない人にはぜひ観てもらいたいです。
ラブストーリー(ロマンス系)が苦手な人でもコメディとして楽しめると思います。ちょっとした(?)完全犯罪もでてくるのでそれも見所。
暗くなりがちなテーマを完全なコメディにしているのはしっかりとした「愛」をベースにそれぞれの前向きな魅力を引き出しているからでしょう(出てくるのは夫婦愛だけじゃなく、姉妹愛、家族愛もあります)。
最後まで微笑ましく観れて、観終わった後もなんだか温かい気持ちになれますよ。

それにしても、イタリアでもお墓の問題って大変なんだねぇ。日本はだいたい一家に一つって受け継いで同じ墓に入る場合が多いけど、一人一つだったらそのうち墓だらけになるよな(^^;

# ネット配信で観たのでパンフレット未購入。

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