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暗黒街

評価 : ★★★★
(1928/1公開 アメリカ 80分)

※Amazonで見つけられなかったのでまた検索できればリンクします。

もしかして今まで取り上げた映画の中で今のところイチバン古い映画かな?
NHKのBS-2で放映してたので何の気なしに(特別期待しないで)観ました。

サイレント映画だからってナメてちゃいけないね!
もしかしたら現代の映画より面白いかもしれない。

内容は、犯罪の都ことシカゴの暗黒街にいた稀代の大盗賊ブル・ウィード(ジョージ・バンクロフト)が一人の酔っ払い(クライヴ・ブルック)に銀行強盗を目撃され、彼を始末するために脅して隠れ家に連れ帰るが何故か気が合って秘密を厳守することを約束させてロールス・ロイス(高級自動車)と呼んで世話するようになり、禁酒して以前のような紳士に戻る。ブルの情婦フェザース(イブリン・ブレント)はいつしかロイスに恋心を抱くようになるが、義を重んずるロイスは自分も惹かれつつも恩人の女に手出しをせず、彼女にそう告げる。暗黒界の年一回の催したる「休戦日」と称する舞踊会の夜、フェザースが舞踊会の女王に選ばれたが、かねてからフェザースに横恋慕していたマリガン(フレッド・コーラ)が彼女に花輪を与えると称して連れ出し暴行しようとし、それを知って怒り狂ったブルが射殺してしまい、逮捕・死刑を宣告されるが・・・というストーリー。

前半はコメディっぽいんだけど(弁士の口調が「ちびまる子ちゃん」のナレーションみたいな感じで最初聞き慣れないうちは笑えてしまったってのもあるんだけど、ストーリー自体もギャングのボス的役割の人が花屋やってるとか普通ありえないような設定なんで( ̄▽ ̄;))、後半は三角関係や銃撃戦とか入ってきてなるほどギャング映画っぽい。ちょっとパーティ以降のシーンの三角関係というか嫉妬(?)がクローズアップになってきて、義理人情をとるか恋愛をとるかになってラストがいい話っぽくまとまっているので、全体的にはギャングの抗争がどうのっていうよりは義理人情話になってると言えるかな~。ラストでブルが二人のために投降する時の台詞「この一時間は俺にとって一生分の価値がある」(だったかなあ( ̄▽ ̄;)?)がカッコイイ!潔い感じがとてもイイんだよね。
なんだろう、この脚本のセンスと映像のセンスは。
一応、弁士や音楽つきで放送されてたんだけど、台詞や音がなくったって銃撃戦の臨場感や迫力が存分に伝わってくるってのもスゴイし、こんなに古い作品なのに今見ても楽しめてしまうあたりがイイ!

古典として残るものってやっぱりそれなりにクオリティが高いものなんだなあと思いました。

そうそう、ちなみにこの作品、第一回(1927~1928年)アカデミー賞の脚本賞を受賞しています。
なるほど納得。モノクロのサイレント映画に抵抗を感じない人にはオススメします。

# 生まれる前に製作され、TV放映で観たのでパンフレットなし。

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