« 青の炎 | Main | 映画館での鑑賞マナー »

HERO


評価 : ★★★☆
(2007/9/8公開 日本/東宝 )

久利生公平、最大の危機。

※ 映画版のAmazonリンク画像が発見できなかったのでテレビ版を掲載しています(後日、差し替え予定)

9月24日に観てきました。
本当は『HERO』はどうせすぐにフジテレビで放映するだろうからテレビでもいいかな~と思って別の映画を観ようと劇場に出かけたのですが、着いたらこちらが残席僅かだったのでついこっちを観てしまいました(笑)
ま、ちょうど前日の23日の夜にドラマ・レジェンドで「HEROスペシャル」やってたしね。(どーでもいいけどどこらへんがディレクターズ・カットなのか?友人が冒頭の綾瀬はるかが出てくるところが追加だっただけじゃないかと言ってましたが)

内容は、東京地検・城西支部に6年ぶりに戻ってきた久利生公平(木村拓也)はある日、自分の離婚調停で忙しい芝山貢(阿部寛)が担当していた傷害致死事件の後任にあてられるのだが、容疑者が自供していたはずの簡単な事件だったはずなのに初公判で一転、被告は犯行を全面否認し無罪を主張。しかもこの事件の背後には久利生と山口県での事件で因縁のある大物代議士・花岡練三郎(タモリ/森田一義)が絡む贈収賄事件が深く関わっており、刑事事件無罪獲得数日本一の弁護士・蒲生一臣(松本幸四郎)が被告側弁護人に就くことに。証拠集めに奔走した久利生は事件の鍵である容疑者の車が韓国にあることがわかり、東京地検次席検事・鍋島(児玉清)の連絡で韓国のカン検事(イ・ビョンホン)に協力を要請し、事務官の雨宮舞子(松たか子)と共に釜山へ向かうのだが・・・という木村拓也が型破りな検事を演じた検事ドラマ。

ドラマの映画化といえば、成功か失敗かどっちかしかないんだけど、これはまあまあ成功のほうかなーと思います。ラストがああいう形(謎)で終わったので、納得というかホッとしたというか、ああこれで完結だなーと思った人が多いんじゃなかろうか。まあ終わり方としては良いんじゃないかと思います(一昔前のテレビ的なラストだな)。
ただちょっと「・・・そりゃやりすぎだろー( ̄▽ ̄;)」と思うシーンが多々・・・これはテレビ版でもそうだったからまあお約束なのかなぁ。テレビドラマのノリを受け継いでいて、もともとそういうものだと思っているので違和感を覚えるほどじゃなかったけど、所々、中途半端だったような気が・・・。
多分、天秤を持った銅像のアップがしつこいくらい何度も出てくる意味を考えると、一所懸命に一つの事件に深く関わる姿を描いているわりには、本編と関係ない部分は詰めが甘いなーというかアレはどうなったの?というシーンがあったから中途半端に感じるんだろうなあと思うんだけど。

例えば・・・以下、ちょっとネタバレを含むので続きは見たい人だけ反転させてどうぞ。

その1 韓国で雨宮が拉致られかけた原因のUSBはいったいどうなったのか?中身は何だったのか?説明なしに終わっちゃいました。イ・ビョンホン出すためだけの伏線なのかよっ( ̄▽ ̄;)!

その2 韓国行きの原因となった車。そもそも国道だったらNシステムあるんじゃ・・・写ってないの?そこは地道に捜査を進めるという形式重視で無視( ̄▽ ̄;)?あと、警備員が駐車スペースの少ない駐車場に停めてるのも謎。

その3 法廷シーン。政治家絡みの事件ではなく、一人の普通の人が殺された事件なのだと強調するシーンはよいとして・・・弁護士なら普通もっと弁護しない?それ以前の問題として、傍聴人のほとんど全員がマスコミってことはありえないだろー・・・一斉にどどっといなくなっちゃうのもありえない。

その4 車を探すのはわかるとして、835人分ものケータイ画像をあれだけの時間の中でどうやって確認したのかが謎だ。法廷に入ってくるなり雨宮がまるでこの紋所が目に入らぬか~!とでも言わんばかりにケータイ画像をかざすのもちょっとやりすぎのような・・・だいたいあの距離で画像にちっこく写った男なんか見えないだろう( ̄▽ ̄;)

あと、個人的に・・・タモリはいらないと思ったなぁ・・・いらないというか、ミスキャストのような・・・。なんかタモリが出てきてから急に安っぽくなった気がするんだよねー。いや、出演料は高いんだろうけど、そういう意味じゃなくて「衆議院議員、花岡練三郎です」って言われても威厳がなさすぎるというかタモリはタモリにしか見えないというか・・・秘書の石橋蓮司のほうが威厳があるくらいだし、だいたいサングラスの代議士なんか見たことねーよ・・・って感じで、無駄に豪華な出演者を用意したわりには~・・・という無理を感じました( ̄▽ ̄;)

あとは、まあまあかな~。脇役陣も素晴らしいしね。
特に香川照之はおいら個人的にはヒットだったよ!渋い!何あの貫禄!(゚Д゚)
あと、細かな笑いを誘ってくれる小日向文代と八嶋智人がオイシイかな~、阿部寛も冒頭のつかみで笑えたし(笑)
あ、あと、忘れちゃいけない、「あるよ!」のマスター田中要次も!・・・あのバーの料理は食べてみたい(笑)
あー・・・しかし、イ・ビョンホンの使い方と、中井貴一や綾瀬はるかのシーンは必要なのかどうか微妙だ・・・。
山口県の一件については、見てないとつながりはわからないけれど、まあ、見てなくても一応映画だけでも完結しているんだけどね。

メインの事件と展開自体はわりと地味~なので映画にするほどではないかもと思ったけど出演者がけっこう豪華だし海外ロケもしているみたいなのでやっぱり映画公開ということになったのかもね。こういうのは本当は一つ前の山口県の一件と一緒に2時間ドラマスペシャルで2日連続か翌週にまたがって放送してくれたらいいんだろうけどね~。テレビだったら視聴率30%とかいくかも?
個人的にはこれでエンディングに宇多田の曲がかかればなおよかったんだけどね・・・まあテーマ曲は変わらないからいいか・・・。

・・・ところで、どこが最大の危機だったのかな( ̄▽ ̄;)?

# パンフレットは600円。ドラマ版のあらすじおさらいとか人物相関図、釜山ロケ、通販グッズ解説、映画での重要シーンのセリフ入り写真など情報満載です。

「HERO」関連サイト
HERO ※「HERO検定」や「HERO(疲労)回復体操」のコンテンツもあります。

|

« 青の炎 | Main | 映画館での鑑賞マナー »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference HERO:

« 青の炎 | Main | 映画館での鑑賞マナー »