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ALWAYS 続・三丁目の夕日


評価 : ★★★☆
(2006/11/3公開 東宝/日本 146分)

昭和34年、日本の空は広かった。

会いたい人がいる。待っている人がいる。

なんだかんだで去年の11月28日の夕方に以下を書いていたにもかかわらず、文章推敲のために保留にしたまま年をまたいでの記事公開になってしまいましたが( ̄▽ ̄;)

※ この記事は公開順でトップに来るよう本日付け公開にしていますが、後日、公開日時を執筆日時に修正して2007年に鑑賞したことがわかるようカテゴリ修正します。

金曜がレディースデーの映画館で11月9日に観てきました。
なんか大ヒット上映とかであちこち混んでいるという噂だったのでわざと一番ガラガラそうな映画館に行ったのですが(ォィ( ̄▽ ̄;))、意外に客が入っていてびっくりしたよ・・・もう何年も昔のことだけど、おいらを含めて客2人とかいうことがあった映画館だったので絶対空いてると思ったんだけどなぁ( ̄▽ ̄;)
(※ 何を観たかは前作の『ALWAYS 三丁目の夕日』の時にも書いたのでわかる人はわかるでしょうが、わからないけどどうしても知りたい人はカテゴリーから検索してください(笑))

内容は、前作の最後の昭和33年大晦日から数ヶ月経ち、東京オリンピックの開催が決定して高度経済成長期に向かう昭和34年の春の東京下町の夕日町三丁目を舞台にそこで暮らす人々の人間ドラマを描いた西岸良平原作の漫画の映画化の続編。経営が軌道に乗り始めていた鈴木オートでは事業に失敗した従兄弟の娘を預かることになったり、前作で黙って去って行ったヒロミ(小雪)を想い続けつつ淳之介(須賀健太)と暮らしていた茶川(吉岡秀隆)のところへ再び淳之介の実父である川渕(小日向文世)が息子を連れ戻しにやって来たことや給食費の滞納問題がきっかけで安定した生活とヒロミとの生活を取り戻せるように一度はあきらめていた芥川賞受賞の夢に向かって執筆を始めたのを町ぐるみで応援したりするのだが・・・。

前作がほとんど「おおおーっ、神!!(゚Д゚)」といえるほどストーリーも当時を再現するCG演出もうまく出来た作品だったので(あの時代を知っている人にはところどころ違和感を感じるところはあったかもしれないが、あの時代を知らないおいらからしたらなんとなくノスタルジックというか古きよき時代というかそういうちょうど高度経済成長期に向かう直前で未来に希望が持てるような「あの頃はよかった」という時代の雰囲気をうまく捉えて表現していたと思う)、続編となるとそれを越えるかどうかってのが勝負だよなあ。そういう比較ってのは続編の宿命だと思うんだ。他のどの映画と比べて、というより、前作と比べて、というのはけっこうハードルが高いんです。だいたいそうでしょ?前作の評判がよかったから続編が作られるわけだし。
で、おいらの評価としては・・・ぶっちゃけ、この続編は残念ながら前作を越えてません・・・まあ、アレを越えるのは正直難しいだろうなってことはおいらも観る前から予想はしてたんで特別がっかりもしてませんが( ̄▽ ̄;)

多分、前作を前編として今作を後編としてセットで1本だと考えるほうがいいのかも。もともと続編として作っているからか、登場人物の相関がわかるような説明とかも一切ないのでこれだけ観ても多分よくわからないと思うし。

あくまで個人的な感想ですが、今作のおいらの感想は一言でまとめちゃうと「残念」。
なんとゆーかもう本当にいろいろなところが残念なんだよなあ・・・多分、前作が素晴らしかったので期待が高すぎたって面も大きいと思うんだけど。

例えば街並みのセットとかたばこ屋の「美智子様、御懐妊」とかの貼紙とかの時代の空気を感じさせる細かい小道具はそれなりに頑張ってると思うんだけど、こちらは前作にあった昭和らしさというか未来への活力ってのが薄まってる気がするんだよね・・・そのあたりが弱いのかなぁ。
あのなんともいえない「昭和」という勢いやパワーや全体から感じられるあの時代の空気感が薄い!べつにあの時代でなくても、現代に置き換えてしまってもOKなほどに薄いのは残念過ぎるよ・・・それだけでもかなり魅力半減と言えるでしょう。ストーリーにも期待してるけどあの時代のレトロな良さを期待してる部分もあるわけだから。
CGが前作に比べて粗いのも理由かもしれない。あれは致命的だなー・・・ちょっと浮きが激しいコマがあって映画の世界より現実に引き戻されている自分に気づいてしまったので。
それと、淳之介(須賀健太)が育ち過ぎていたってのはこの際置いておくけど(もうあれは子役使ってたらもうしょうがないですよ、成長期の成長は止められないからねぇ( ̄▽ ̄;))、エピソード詰め込みすぎな上に登場人物がちょっと喋りすぎなんだよな・・・前作はもっと丁寧に作られていて、場の空気読め、みたいな・・・うーん、うまく言えないけれど雰囲気で知れというか行間を読むっていうかそういう演出がほどよく効いていて感動を誘ったと思うんだけど、今作は新しい人も含めて登場人物が多いわりにそれぞれのエピソードはさほど丁寧に描かれていなくて人物描写が浅く全部セリフで喋らせちゃってるんだよ。だいたいどのエピソードも先の展開が読めるんだけどさー、それをわざわざセリフにしてしまうことでもうそれは「お約束」になっちゃうわけで、そこがもう残念極まりないんだよね。お金で買えないモノって何だろう?とか家族って素敵だとか人は変わったり変わらなかったりするんだよね(謎)という深いテーマが根底にあるのにそれを活かしきれてないあたりが非常にもったいないなーって思いました。

あ、あとー・・・冒頭のシーンは「え?なんで?これ三丁目の夕日だよね?」だったんだけどさ・・・(謎)
まー、あれは後でつながってそういう演出かーってなるんでいいっちゃいいけどちょっと趣味に走り過ぎじゃねーの( ̄▽ ̄;)?あの演出はたとえそれが監督の遊び心だったとしても、たとえあのTOHO SCOPEが使いたかったとしても、一部のファンはイマイチに思うだろうねぇ~。作品内容を考えたら、特別必要なシーンじゃないからねぇ・・・多分、この監督の以前の作品の「リターナー」がイマイチ受け入れられない人ならまず完全にダメだろうなぁ~。山崎貴監督はせっかくALWAYSで化けたよ成功したよって言われたのに結局根本はリターナーの頃から進歩なしって言っちゃってるようなもんだしなー。(多分、監督本人はあの演出が好きなんだろうなあと思うけど・・・) 
というわけで、あのつかみはおいらはOKだったけど、内心では一方で「あぁ・・・やっちゃったのかぁ・・・」と薄々作品の出来を感じたのでありました・・・あの瞬間に期待値MAXから2くらい下がって「こりゃ前作は越えないな・・・」と悟ったからなぁ( ̄▽ ̄;) 

まあ、不満は多々ありますけれど、それなりによく出来てはいますので決して観て損ということはないと思います。ただ、観るなら前作とセットで一本と考えて観たほうがいいですね。これと前作を分けて考えるとやっぱりちょっとガッカリしちゃうと思います。
おいらはガッカリした口なので(笑)、評価は細かく言ってしまえば★3.7~3.8くらいなんで四捨五入で★4にしようか迷いましたが、やはりここは事前期待値が冒頭でダウンしたことを加味して切捨てで★3.5ということで・・・これを甘いと見るか辛いと見るかは人それぞれですが( ̄▽ ̄;)

# パンフレット・・・年末の大掃除でどこにやったかな・・・?
 まだ記事公開してなかったからパンフ棚には入れていないはずなんだが( ̄▽ ̄;)(捜索中)

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」関連サイト
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