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スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師


評価 : ★★★★
(2008/1/19公開 ドリームワークス/ワーナー・ブラザーズ/アメリカ 117分 原題『Sweeney Todd:The Demon Barber of Fleet Street』R-15

いらっしゃいませ。そして、永遠にさようなら。

2月6日に観てきました。
ゴールデン・グローブ賞を受賞していたりアカデミー賞主演男優賞にノミネートされちゃっているわりにはグロいと評判だったけれど、はぁ、なるほどね~・・・まあ、R-15指定になるのは当然だろうなー。
Yahoo!で中途半端~な評価(3.54)しか出てなかったのも両極端の賛否両論が多いのもわかる気がしました、まさに観て納得。

内容は、19世紀のロンドンのフリート街で美しい妻と生まれたばかりの娘と幸せに暮らすベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ)が妻に横恋慕したターピン判事(アラン・リックマン)の陰謀によって無実の罪で流刑にされてしまうのだが、15年後に船乗りアンソニー(ジェイミー・キャンベル・バウアー)に助けられてスウィーニー・トッドと名を変えて街に戻ってくるところから始まる。しかしパイ屋の女主人ミセス・ラペット(ヘレナ・ボナム=カーター)から妻は自殺し、娘はターピンのもとで養女にされ幽閉されているという現状を知らされて絶望したトッドは理髪店を再開してターピンへの復讐を誓い・・・というサスペンス・ミュージカル。(若干ホラーテイストあり)

あれは血しぶきドバーッ!とかおどろおどろしい雰囲気とかミュージカルとかゴキブリがうろつきまわる不衛生な環境が画面の中で繰り広げられているのを目にしても大丈夫とかそういう耐性がないと受け入れられないだろうなぁ・・・とにかく万人に受け入れられるタイプの映画ではないです。ちょっとでも苦手要素がある人はやめたほうが無難かも・・・。
おいらもハッキリ言って他人にオススメできるかと聞かれると困るんだよなあ・・・よく出来てはいるんだけど、正直に言って心に残るような「いいお話」ではないんだよね・・・こういう雰囲気が好きな人にはオススメできるけど普通の人にはすすめられないなー、特に妊婦さんには胎教に悪いよーと言ってしまうかも・・・(謎)

おいらはそれなりの覚悟をして行ったからかそれともすでに今まで観てきた映画で麻痺しているからか(?)全然平気でいつグロくなるんだろうとドキドキしている間に終わってしまい、後から思い返して「あぁ・・・フツウの人はこの映像がダメなのかー」と思いました・・・どうしよう、おいら、人として・・・_| ̄|○  
でも、だいたい血が「真っ赤なインク!」って感じの色で不自然に赤すぎるし、冒頭の血にいたっては明らかにCGだしさ!それにグロいって言ってももっとグロくて観るにたえないほどのえげつない映画は他にいっぱいあるしさ!(←どういう言い訳?)

ストーリー自体は先読みできてしまう展開をしていくからべつにどうってことないんだけれど、登場人物の演技力と全体の薄暗いどことなく寂しげな影を背負った雰囲気と、ある意味スゴイ演出(謎)に助けられていてよく出来てました。あのミセス・ラペットの叶わぬ妄想が色鮮やかなのもいい演出だったよなあ~、コミカルにさえ見えるんだけどそれがかえってカワイソウな感じが強調されて。
それにミュージカル原作の映画でもこんなに歌ばかり出てこないよなってくらい8~9割くらいミュージカル(セリフのほとんどが歌)で貫いているのと、歌自体がよく出来ていて曲調も歌詞も映像にぴったりと合っていたので(歌に関しては上手いかどうかは微妙かな~子どもが一番上手かった気がするし・・・充分に聴けるレベルではありますが他のミュージカルのほうが上手いかもしれませんけど)個人的にはよかったと思います。
ただ一曲I'll steel you, Johanna~♪(君をさらいにいくよ、ジョアナ~)っていう歌がね、もういいじゃんってくらいしつこく繰り返されて頭に残りすぎるのがちょっと・・・いいよ、若者の一目ぼれの歌なんてどーでも・・・( ̄へ ̄;)

あと、ラストの終わり方がちょっと・・・。いや、あれはあれでいいんだろうけどさ。多分、ラストをあのカットで終わらせたくて作ったんだと思うくらいラストは「あぁ・・・やっぱりねぇ」って感じで終わるんだよ(伝わるかな( ̄▽ ̄;))
でも、結局、あの人とあの人とあの人はその後どうなったの?ってのがあって、それはもしかしたらわざと見せないようにしたのかもしれないんだけど(そのほうがラストのカットが芸術的にさえ見えてくるというか活きてくるからね)、なんとなーく端折られた感じがするんだけどどうなんだろう・・・?
まあ、このテの話はキレイに終わりすぎてもイマイチになるからかな・・・?
(・・・よく考えたらどっちにしたってキレイな終わりではないか・・・( ̄▽ ̄;))

あ、それと、フツウの人はミンチやミートパイが食べられなくなるかもです・・・おいらは平気でしたけどダメだという人もいたようなので・・・理由前半に一つと後半に一つでてきます・・・おいらはどっちかっていうと前半で「うげぇぇぇ、食品衛生法とかないのかっ、この国はっ!? Σ( ̄ロ ̄lll)」と思いました・・・後半のはセリフと映像でなんとなく示唆するけどそのものずばりが出てくるわけじゃないから~・・・あ、いや、粗引きのアレ(謎)はでてきたか( ̄▽ ̄;)(謎)

それにしてもあんなにダークな雰囲気の青っ白いメイクが似合う二人ってそうそういないんじゃないかってくらいピタリとハマっていたよなあ・・・コスプレ(?)似合い過ぎ・・・(笑)
あとどうでもいいんだけど、「ハリー・ポッター・・・?」って思うくらい画質とか俳優が被るのですが気のせい・・・?
まあね、ヘレナ・ボナム=カーターはティム・バートン監督映画では常連なので(結婚はしていないけれど一緒に住んでるし2人の間には子どもも2人いるし)ともかくとして、アラン・リックマンとティモシー・スポールが揃ってしまうとおいらの目にはどうしてもハリーっぽく見えるんだよなあ・・・映画全体のカラーもあんな感じだし。

あ、そうそう、パンフレット読んで「へえー」って思ったんだけど、スウィーニー・トッドって伝説の人物のようですね。どこまで史実なのか知りませんが、そういう殺人鬼はいたといかいう話のようで(ただし実在であるという確認はとれていないようなので都市伝説かもしれないとか?)それがこの題材になったようです。
本作品は、ティム・バートン監督×ジョニー・デップという名コンビ6作目のタッグで話題になりましたけれど、以前にも「スウィーニー・トッド」というタイトルでアルバトロス配給で1997年に映画化されているみたいです。おいらは観ていませんがストーリー概略を観る限りでは、ある宝石商を追ってきた人がトッドの店でその宝石商が消息を絶ったのをつきとめて調べてみると他にもトッドの店で消息を絶った人が次々にいることがわかって猟奇事件へと発展~とかなんとかいう話らしいので今回のとは若干違うみたい。・・・まあ、内容が内容なので特別観たいとは思いませんが( ̄▽ ̄;)

# パンフレットは700円。けっこう分厚いです。役者インタビューや音楽解説や伝説背景など盛りだくさんの内容ですが、キャスト紹介ですでにネタバレと思える配役紹介がそのまま書かれているので買う人は観てから読むほうが無難でしょう・・・。あと、子役の紹介は入れてくれよ~、ちょい役じゃなくてキーパーソンなんだからさ~!(゚Д゚)

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