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ザ・マジック・アワー


評価 : ★★★★
(2008/6/7公開 日本/東宝 136分)

最後に笑うのは誰だ?

映画宣伝で一ヶ月ほど舞台挨拶やテレビ番組に出まくりでしたね、三谷幸喜監督。
あまりに宣伝しまくっているんで自分で「今までの作品より更に上の最高傑作です!」みたいなことを言ってましたけれど、逆に当たるかどうかイマイチ不安なんじゃないかとさえ思いました・・・まぁ、過去の作品の興行成績から考えても(内容はどうであれ)当たらないってことはないと思うけど( ̄▽ ̄;)
で、7月2日に観てきました。

内容は、まるで映画のセットのような街・守加護を牛耳るボス・天塩(西田敏行)の愛人・マリ(深津絵理)に手を出してしまった支配人・備後(妻夫木聡)が殺されるのを恐れ、ボスの探している殺し屋“デラ富樫”は自分の顔見知りで自分なら連れてこれると嘘を言って必死で探すも期日までに見つからず、窮地に陥った果てに自分を映画監督だと偽って連れてきた無名の役者・村田大樹(佐藤浩一)を殺し屋に仕立てて難を逃れようとするのだがそれが予想外の展開に・・・というコメディ。

一瞬しか出てこないようなちょい役にいたるまで三谷組(今までの三谷幸喜作品に出演した人のこと)、出まくり・・・中井貴一とか鈴木京香とか谷原章介とか寺脇康文とか天海祐希とか唐沢寿明とか山本耕史とか・・・その人だけでも主役か準主役をはれるような人をほんの僅かな時間しか出さないってのは贅沢な使い方だよなあ。まあ一番贅沢な使い方をされているのは市川昆監督だけど。最初はそっくりさんか!?と思ったけど(いやぁ、この前、92歳で亡くなられていたしね)、パンフレットを見たらどうも本人だったらしい・・・よく出てくれたなーと思ったら『犬神家の一族』に三谷監督がちょい役で出演した時に自ら出演交渉して出てもらったらしいです。で、これがどうやら出演遺作(という言い方が正しいのかどうかわからんが( ̄▽ ̄;))になってしまったと・・・。
あと香取慎吾ってパンフにも載ってないくらいだけど多分前作の「有頂天ホテル」の時と同じ役だよね、一瞬しか映らないけど( ̄▽ ̄;)

それにしてもこの人(三谷監督)、本当に古い映画好きなんだろうなぁ。
映画の中ではクラシック映画(って言ってもいいのかなぁ、古いには違いないけど・・・)へのオマージュを感じさせるようなシーンが多々。
いや、オマージュというよりパロディにしか見えないようなシーンも多々あったか・・・ってかよく考えたらコメディなんだからパロディで当たり前なんだよな全部( ̄▽ ̄;)
劇中映画の『暗黒街の用心棒』(ってもろに『カサブランカ』そのままなんですけど・・・)とか、劇中で撮影されてた『黒い101人の女』とか(市川監督っていったら『黒い十人の女』だよなあ・・・)、あと一瞬しか映らないのだったら公園の鳩のおばさん(『ホームアローン2』っぽいな)とか、深津絵理が歌ってた三日月のセットは見たことあるぞとか(うーむ、映画のタイトルを忘れた~・・・)、あんな小さい醤油瓶を倒してあんなにドバドバと醤油でないってばとか(^^;(これについては予告やテレビで流れてたから別にネタバレしてもいいだろうと思うので書くけど、『ゴッド・ファーザー』で頭を撃たれた人の血がテーブルクロスを染めていくところを想定したらしい・・・けど血と醤油って!違い過ぎ( ̄▽ ̄;))。

いやあ、ありえない展開ばかりだったけれど面白かったですわ。
普通に笑えたし館内でも笑い声が起こってました。何も考えないで見るにはいいかも。
冷静に見たら突っ込み所満載なのはこの手のコメディではお約束なので割愛(笑)
少し残念なのはコネタに一所懸命になりすぎたのかテンポが少し悪くなっている気がしたところ。
冗長とまではいかなくとも少し間延びして見えました。こういうコメディって畳み掛けるように進むテンポが面白かったりするので、もう少し絞ったほうがよかったかもね。まあ笑いのツボとかセンスとかは人それぞれなので一概には言えませんが・・・。
演技は特に文句ないです。佐藤浩一サイコー、西田敏行サイコー、小日向文世もある意味サイコー(笑)
主役(?)は・・・別に妻夫木じゃなくても良かった気がするけど・・・よく出てくるわりには存在感薄かったなー・・・完全に他の人に負けてたと思う(笑)
どっちかというと寺島進とかの存在感のがすごかったもん(笑)

# パンフレットは横長の600円。タイトル部分が切り取り透かしになっててタイトル通りのマジックアワーの夕空が透けて見えます。三谷監督や映画に携わったキャスト・スタッフのインタビューや作品裏話が満載です。

「ザ・マジック・アワー」関連サイト
映画「ザ・マジックアワー=The Magic Hour=」オフィシャルサイト

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Comments

こんにちは。ご無沙汰してます。
私も見てきたんですが、小ネタ多いですよね。笑えました。
妻夫木、本当に影が薄かったかも。佐藤浩市も西田敏行も良かったです。
私は楽しめました。
香取慎吾が出たときには見に行った数日前に有頂天ホテルを見返してたのでクスクスと笑ってしまいました。

Posted by: ヅラミ | 2008.07.12 08:59 AM

そうそう、コネタ満載でしたね~。
ややマニアックすぎてかなりの映画ファンじゃないとわからないものも多々あったような気がします・・・全部わかる人いるんだろうか( ̄▽ ̄;)
あれ全部わかったら更に面白かったろうな~と個人的にはそれが残念でたまらないのですが、それも次の楽しみになるかな(笑)

Posted by: りす | 2008.07.13 09:04 AM

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