渋谷怪談2


評価 : ★★
(2004/2/7公開 日本/ビターズエンド 72分)

死ねばよかったのに・・・

イヤな宣伝コピーだなぁ~、「死ねばよかったのに・・・」って・・・っていうかラストのセリフそのままかよ( ̄▽ ̄;)

えーと、これを書いている現在(8月30日)は深夜3時過ぎなのですが・・・息子を寝かしつけていてそのまま一緒に寝てしまっていたのだけど1時間半くらい前に隣の部屋から変な音が断続的に聞こえてきて目が覚めました。しばらく暗闇の中でその音が何なのか考えていたのですが、さっぱりわからず確認のために起き上がってみると・・・とか書いたらなあに?怖い話?って感じですが、実はリビングで夫が手動シュレッダーをくりくり回していただけだという・・・夜中に何やってんだよ( ̄▽ ̄;)

というわけで目覚めてしまい、ついでに半ば強制的に(というかテレビ付けっぱなしでその流れだったのだろうが)深夜映画を見る羽目に。
夏の終わりに夏らしいホラー。
しかもこの時間にジャパニーズホラー。
やめてーって感じですな( ̄▽ ̄;)←でもしっかり見た人(だって松山ケンイチが出てたんだもーん)
あ、おいらは、洋画より和製ホラーのほうが怖いと思うんだけど(洋物は乾いてるというかリアルさをあんまり感じないのだが、和物は水っぽいというかしっとりしてるというか妙~なリアル恐怖感があると思うんだけど)、一般的にはどうなんだろ?

内容は、久保綾乃(堀北真希)が家庭教師で今は廃人状態で入院している八島リエカ(水川あさみ)を見舞った際に渋谷のコインロッカーのキーを受け取るのだが、それは渋谷のとあるコインロッカーにプレゼントを入れてから好きな相手に告白すると両思いになるいう女子高生の間で流行っている噂の「幸せのロッカー」のキーだった。しかし現実はこのロッカーを使った者たちは次々と失踪や変死をし、やがて綾乃の周辺の人々が巻き込まれていくことに・・・という都市伝説と呪いをミックスしたジャパニーズホラー。

どうやら前作と更なる続編(?スピンオフか?)があるらしいのだけど、未見。・・・いや、別に好んで観るつもりはないが( ̄▽ ̄;)
まあ、前作を知らなくても(一部登場人物のつながりはよくわからんけど)これはこれとして1つの作品として観ることができました。

それにしても・・・一応ちゃんとしたホラーなんだけどあんまり怖くなかったのはなぜだろう・・・。
なんとなくぼんやり観ていたからというのもあるんだろうけど、なんというか、あまりにも王道というか定石というか、先が読めまくりなんだよね・・・あ~次はこいつだな~とか思ったら法則通りにそのまんまやられちゃったりとか・・・あまりにも「そのまんま」すぎて怖がる暇がなかったのかもしれない・・・逆に「あーあ」とか突っ込みのほうが多かったしなぁ。(←それもどうかと思うけど( ̄▽ ̄;))
それに、松山ケンイチ目当てで観ていたのにあまりにもあっさり消えてしまった・・・あれだけの役なのかよ_| ̄|○
いや、まあそれは別に置いといて( ̄▽ ̄;)
ホラーって、突然のビクッとなる恐怖感がないと成立しないと思うんだよね。
呪いの元凶のサッちゃんは気持ち悪いっちゃ気持ち悪いんだけど。ああ、あそこにいるなぁ、次はここで出てくるなぁってのが予想ついちゃってるし、出てきて普通についてきて走ってるシーンもあるし・・・霊が普通に走ってる姿ってなんかキモチワルイっていうよりマヌケ・・・( ̄▽ ̄;)。
それに呪いの法則がよくわかんないんだよなー、ロッカーを使用したから呪われるんじゃないみたいで近づいただけでも呪われてるみたいだし・・・それが成立してるんなら物語が破綻してると思うんだけど。だって、ロッカー使ったら恋愛成就の話なんかどーでもよくならない?
それにロッカーにむしゃくしゃしてあたりまくるシーンだって肝心のロッカーは結局無傷で周辺の物を壊すという意味不明な行動をしている人がいる(笑) しかもラストのほうでその人の交通事故のシーンがあるんだけど、それなんかモロにCG丸出しでぶっ飛び方がおかしくて本来なら「キャア!」とか「うわっ!」と恐怖の一声でもあげるべきシーンなんだろうけどおいらは「・・・うっひゃー、なんだあれは、今のCG丸出し過ぎじゃない?( ̄▽ ̄;)(笑)」って笑ってしまったよ・・・(苦笑)

・・・そうか、わかった、怖くないのは映像に興ざめしてたからだな・・・(笑)
この映画で怖いのってひょっとしたらチラシかDVDのパッケージタイトル(上のほうにAmazonリンクでだしてますが)だけじゃないかなあ~と思うのはおいらだけか( ̄▽ ̄;)?

まあ、ホラーとしては微妙です(苦笑)
一応、怖くみせようという雰囲気は伝わるけど、中身が破綻しまくってるんで「みんなで突っ込もうB級突っ込み系ホラー」にしかなってないんだもん。病院とか青い光とかエレベーターとか写真立が倒れたりとか長い髪のお化けとかハッキリ言って使い古しされまくりの演出が多々でさ~、そのわりには失踪(ってか喰われた?)後にどうなったかっていう映像はなくてすべて伝聞形式で語られるだけだし、肝心の中身(ストーリー)が薄っぺらなんだよな(←毒舌)
だいたい呪いの元凶でロッカーに捨てられてたのって警察の話では赤子だったはずなのに、サッちゃんどう見ても小学生くらいだよ?育ちすぎじゃね?
まあ、そうだな~、堀北真希ファン以外には無理にオススメはしないってことで・・・。


# テレビ放映の深夜映画として観たのでパンフレットは未購入。

「渋谷怪談2」関連サイト
渋谷怪談

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ポーラー・エクスプレス


評価 : ★★★★
(2004/11/27公開 ワーナー/アメリカ 100分)

11・27 出発進行!
クリスマスの夜、その機関車がキミを迎えにやってくる!
数々の冒険!
まだ誰も見たことのない世界が君を待っている

季節ネタです。
クリスマス映画もたくさんあるのでどれにしようかなあと思ったけど、そういえば去年のクリスマスに書こうとして時間がなくて書けなかったネタがあったよなあと思い出したんでコレに決定。
去年はアメリカ空軍(本物!)のサンタ追跡大作戦のサイト紹介だけで終わったもんな~( ̄▽ ̄;)
(※ ちなみにサンタ追跡は今年もやってますんで興味のある人は文字リンクをクリックしてみるといいよ!) 

内容は、もうクリスマスなんて信じないと思いながらベッドに入った一人の少年の家の前に、イブの日の真夜中の11時55分、降りしきる雪の中を白い煙を上げながら巨大な蒸気機関車・北極点行きの急行「ポーラー・エクスプレス」が停まり車掌に乗車するようすすめられてサンタのいる地を目指すというフルCGアニメのファンタジー・アドベンチャー。

おいらはあんまり人間のCG全開の映画は好きじゃないんだけど(キャラならいいんだけど人だとやっぱり目がキモチワルイというか画の質感に違和感を感じてしまってストーリーに入り込めなくなるので( ̄▽ ̄;))、これはロバート・ゼメキス監督らしいジェット・コースター・ムービー的な演出が随所に出ててストーリーもあんまり中だるみしないで進行していくし、内容もアニメのわりに背景がものすごくキレイだしスピード感や迫力もあるしで大人でも楽しめる作りになってるので劇場で観た時はすっかり入り込んでしまいました。家で観ると画面が小さいのでイマイチになってしまうのが残念( ̄▽ ̄;)
更に欲を言えば、ここまで人をCGで作りこむのだったらいっそ実写で観たかった気がするが~・・・まあ実写では絶対無理かもと思えるシーンがいくつかあるのでしょうがないか( ̄▽ ̄;)
個人的にはホットココアのシーンと氷の湖を滑るシーンが好きです。あと、どーでもいいけど、エルフの一人がエアロ・スミスなのがツボにハマりました・・・ってマニアックか?(笑)
サンタは・・・うーん、優しいおじいちゃんというよりちょっとコワめ(高飛車?)なような雰囲気がしたのは気のせいか?なんかおいらが思い描いていたイメージとちょっと違ったんですけど( ̄▽ ̄;)
でも子どもと一緒に大人も楽しめるファンタジーとしては質が高いと思うのでオススメ。
特にサンタなんかいないよという夢を忘れたような大人に見てもらいたいような内容です。
観ると少しだけでも心に奇跡が舞い降りるかもしれません。
まー、日本人だからクリスマスは関係ないっちゃないんだけどここはヒトツ、イベントにのっておいて、心に奇跡とHappyを♪(笑)

そうそう、本作はもともとはトム・ハンクスが子どものために買ったクリス・ヴァン・オールズバーグの『急行「北極号」』(あすなろ書房刊、村上春樹訳だったかな?) という絵本が原作なのだけど、この絵本を気に入ったトム・ハンクスが映画化権を買ってゼメキス監督に持ち込んで作られたらしいです。
そのトム・ハンクスは本作で5役(大人になったヒーロー・ボーイ、父親、車掌、ホーボー、サンタ)の声を担当というからスゴイ。ちょっと出過ぎでは( ̄▽ ̄;)とも思ったけど、よほどこの原作に惚れ込んでいるのかな~。(まさかパフォーマンス・キャプチャーに金をかけすぎて声優に出すギャラが足りんかったからとかいうオチはあるまい・・・( ̄▽ ̄;))

あと、一つ疑問に思っていたのだが・・・登場人物って名前がないのね。ヒーローボーイとかヒーローガールとかになってるんだけど・・・原作もそうなんだろうか・・・。なんかちょっと日本語で見たからかそのセンスがイマイチ・・・( ̄▽ ̄;)(笑)

いやあ、しかし・・・久々にDVDで観たのはいいがなぜか画の質感といい一部シーンの描写といい「スキー・ジャンプ・ペア」(だったっけ?なぜか売れているというCGパロディDVD)に見えてしまう自分が悲しい・・・毒されてる、毒されてるよ、おいら _| ̄|○(でもTVでチラッと見ただけでちゃんと見たことはないはずなのだが( ̄▽ ̄;))

あ、そうそう、おいらは劇場では字幕で観たのでDVDを観て初めて気づいたんだけど、日本語吹替えで観るとチケットに切られる文字の穴もちゃんと日本語なのね。字幕の時はアルファベットでした。あそこだけ国別に作っているのか・・・ちゃんと作りこんでるのねぇ。

# パンフレットは捜索中。なんとか今年のクリスマスに記事だけでもアップが間に合いました( ̄▽ ̄;)フゥ

「ポーラー・エクスプレス」関連サイト
ポーラー・エクスプレス(ゲームなどもあります)

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ディボース・ショウ


評価 : ★★★☆
(2004/04/10公開 アメリカ/UIP 102分)

結婚―この世で最も危険な約束。

離婚による訴訟で財産ふんだくり!っていうのが特別珍しくない国アメリカだからこそ撮れるコメディのような気がするなぁ・・・日本人的感覚で観ると面白いけどやっぱりちょっと結婚・離婚のノリがあまりにも軽すぎて真剣に観たらひいちゃうかも( ̄▽ ̄;)
まあ、アメリカってのは訴訟大国だからねぇ・・・こういうのも全然アリなんだろうな、ブラックジョークにしても現実にしても。
このテの映画は軽く楽しんで、真剣に考えたり思い返さないほうが賢明かな(笑)

内容は、ロサンゼルスで活躍する離婚訴訟専門の弁護士マイルズ・マッシー(ジョージ・クルーニー)と富豪との結婚・離婚の繰り返しで巨額の財産を手に入れようと目論むマリリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)が互いを出し抜いてあの手この手で金を引き出そうと熾烈な駆け引きを繰り広げる離婚訴訟を絡めたラブ・コメディ。

ストーリーはともかく(アレ( ̄▽ ̄;)?)、着せ替え人形のようにいろいろ変わるキャサリン・ゼタ=ジョーンズの衣装はファッション好きな人は必見だと思いますよ、観てるだけでけっこう楽しいです。
この映画ってけっこう衣装に重点を置いてる気がします。ジョージ・クルーニーは男物だからわかりにくいけど、羽振りのいい時と何もかも失った時の着こなしの差があったりもするし・・・(笑)
あと、名前は伏せますが、ビッグ・ゲストが潜んでいたりします。それを探すのも楽しいかも?(笑)

それにしても「結婚」ってなんなんだろうねえ?
ちょうど今、友人に離婚相談を持ちかけられているのでそんなことも考えてしまいました。
ちなみにおいらだったら願ったり叶ったりで喜んでお別れしますサヨーナラーって相手なんですけどねー、なんせ自分勝手にもう冷めたから離婚だって言ったくせに「俺が稼いだんだから共有の意識ないし財産分与なんかするわけないだろー!さっさとハンコつけよ!金なんか払わないぞ」とか言う法律を知らんバカ野郎が相手で話し合いにならなくて揉めに揉めているという・・・あー、早く決着つかねーかなー、もうあんなくだらないバカ相手に協議離婚は無理だから弁護士に相談して調停離婚か裁判離婚かでサクッとやってくれよって感じだよ、時間ももったいないし・・・おいらも他人事ながら涙声で相談されたりとかしたら気が休まらねぇよ( ̄▽ ̄;)(←友人の結婚前からなんか相手の言動に不可解なものがあると感じ取っていたが、式の一ヶ月前に結婚すると聞いた上、他の友人がみんな祝福ムード全開だったので口を出せなかった人)
まあ、何にせよ、よく考えて準備万端で決めないと後悔するってことですな・・・いわば他人と他人が一緒になって家族を作ろうってんだから、人生の大博打ですし。焦ってスピード婚とか、相手のペースに巻き込まれて引き返せなくて~とかはもっての他(周囲で離婚した人はこのパターン・・・もっと考えろよ _| ̄|○ )。何事もよく見極めてから決断しましょう。

# レンタルで観たのでパンフレット未購入。

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下妻物語


評価 : ★★★★
(2004/05/29公開 東宝 102分)

わたし根性ねじまがってまーす

桃子とイチゴの、
あまくない友情!?

実は全く期待せずに観たんだけど、これが意外にヒット。
深田恭子も土屋アンナもハマリ役。
特に個人的には「ジャスコ」のネタがツボ・・・ジャスコって協賛してんのかな?(笑)

内容は、嶽本野ばら原作の同名小説で、茨城県下妻を舞台に大好きなロリータファッションブランドを身に着けることだけが生き甲斐の高校生・桃子(深田恭子)がお洋服を買う資金集めの為に父親(宮迫博之)がやっていたブランド品のバッタもの販売を開始して知り合ったまったく自分と正反対のヤンキー娘・イチゴ(土屋アンナ)とやがて奇妙な友情という絆で結ばれていく様を描いた青春コメディ。

かなりのおバカ映画なので、観る人がそのバカさを受け入れられるかどうかがウケるかどうかのポイントだと思いますが、私はけっこう好きです・・・なんというか、あの強引なストーリー展開の仕方と鑑賞後の爽快感がたまらん(笑)

性格も見た目ももうまるっきり正反対の二人の絶妙な掛け合いとか、ストーリー展開のテンポとかすごくイイ。
出演者全部がアクが強くて変に印象に残る人ばっかりなんだけど(そういう意味では『真夜中の弥次さん喜多さん』とかもそうなんだけど)、だからってキャラクターの変さだけに頼ってるんじゃなくて意外に深い台詞が散りばめられていたりするのでただのバカ映画ってあなどれないあたりがスゴイんだよね(笑)
軽いノリで映像でものすごく遊んでいるのにけっこう丁寧に作りこまれていてきっちり女性の友情を見事に作り上げている点は素敵。

まあ、完璧コメディ仕様なので単にそこだけを観てバカみたいって面白くないって思う人もいるかもしれないけど、意外に深いので個人的にはけっこうオススメです(笑)
無茶苦茶なストーリーのわりにはしっかりまとまってるあたりが神業ちっく(笑)
けっこう元気のない時に観ると元気がでるかも。

それにしても下妻って本当にあんな街なのかな?とそこがとても気になったんですけど実際どうなんですかね?
やっぱりジャスコ一色?とかさ( ̄▽ ̄;)←どうしてもそこが気になるらしい

# レンタルで観たのでパンフレット未購入。

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舞台よりすてきな生活


評価 : ★★★☆
(2004/12/11公開 アメリカ/キネティック 98分)

スランプ中につき、子作りのお誘いとご近所づきあいお断り!

TSUTAYAが半額キャンペーンの時にレンタルしてきた映画です。
単館(ミニシアター)系作品ベスト2になってたんでちょっと興味。

まあ、ほのぼの系というか・・・かわいらしい感じの作品でした。
原題が『HOW TO KILL YOUR NEIGHBOR'S DOG』(隣の家の犬の殺し方)なので、どうやったら邦題の『舞台よりすてきな生活』になるのだろう?って思ってたけど、ある意味どっちのタイトルでも正しいのでどっちがいいとかは特にないかな、まあ両方うまいタイトルだ(笑)

突拍子もない話というわけじゃなくてどちらかといえばありがちなお話なので、さほど印象に残りそうではないっていうのが欠点かな~・・・こうやって書いておかないと返却してしばらくしたら忘れそうな気がするし( ̄▽ ̄;)

内容は、ロサンゼルス在住で英国人の劇作家ピーター・マクガウェン(ケネス・ブラナー)は、子ども嫌いなのに子どもダンス教室の先生をしている妻メラニー(ロビン・ライト・ペン)に赤ちゃんが欲しいと迫られたり、新作の子役の部分が上手く描けなかったり、おまけに夜中になると隣の家の犬が吠えて眠れない状態で毎日スランプ状態。そんなある日、エイミー・ウォルシュ(スージー・ホフリヒター)という足の不自由な少女が向かいに引っ越してきて、子ども好きのメラニーが門扉を開けておくので家に自由に出入りしていいと温かく接するのだが、子どもが苦手なピーターはなるべく避けたい気分・・・しかし新作のヒントになるかもと交流をするうちに子ども嫌いが直っていき・・・というヒューマン・コメディ。(出演してないけどロバート・レッドフォードが製作総指揮を務めています)
 
変な人がところどころにでてくるんだけど(主人公も変といえば変だが)、すごくインパクトがあるわけでもなく、大爆笑ってよりクスクス笑うというか微笑ましく見入っちゃうって感じで観られます。
特にピーターとエイミーのおままごとシーンなんかけっこう面白い(笑)
ちょっとオマセだけどいるよねぇ、こういう子!(笑)

まあ後味もいいし、ラストもなんか微笑ましいし・・・そうだなあ、子どものいない夫婦が観るのが特にオススメかも。登場人物と同じ設定なんで。
特別インパクトがある作品ではないけれど、ミニシアター系では良作かな~。

# レンタルで観たのでパンフレット未購入。

「舞台よりすてきな生活」関連サイト
舞台よりすてきな生活
How To Kill Your Neighbor's Dog(英語)

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GERRY ジェリー


評価 : ★
(2004/9/18公開 アメリカ/ギャガ 103分)

”Elephant”, it all started from here.

GyaO Cinemaで今日のお昼まで上映中の映画です。
なんでギリギリまで書かなかったかというと、一般的な商業映画が好きな人には多分向かない映画だろうなーと思ったから。んー、なかなか解釈がしづらい(意図が理解しづらい)映画です。

内容は、ミスをした時やお互いのことすらも「ジェリー」と呼び合う二人の若者が砂漠をドライブ中に休憩で車を降り、軽いハイキングのつもりで歩いていたらやがて荒野で道に迷い生死をさまようほどの危機的に「ジェリー」な事態に陥ってしまい、最後は一人しか戻って来なかった・・・いったい二人の間に何が?というようなお話。

ごめん、おいらにはとにかく難解すぎてよくわからなかった( ̄▽ ̄;)
最初から2人の関係やどこへ向かおうとしているのか何がしたいのかという設定そのものの説明も省かれているし製作目的や意図も不明。そもそも二人はお互いを「ジェリー」と呼び合っているけれど、それが本当に名前なのかもあやしいところ・・・だって「失敗」とか「ミス(過ち)」とか「間違い」とか「ハプニング遭遇」とかいう意味でも全部「ジェリー」って言ってるんだもん、なんだそれ、だよ・・・もしかして流行らせたかったのか?
台詞もほとんどないしBGMもちょこっとしかついてないからストーリーなんてあってないようなもの。ほとんどのカットが延々と長回しで2人や周囲の自然を映したものだから起伏がほとんどなくてただただ冗長に感じるんだよね。
予告に騙されて、荒野の中でさまよい続けてやがて生死の危機に直面する極限状態の中で二人は!?というサスペンス要素をちょっとでも期待していたおいらがバカだったよ・・・ていうかこんなのサスペンスってジャンルに入れるなよ、Amazon( ̄▽ ̄;)
マット・デイモンとケイシー・アフレック(ベン・アフレックの弟)が荒野や砂漠の中をちょっと喋ってまた歩く、ちょっと喋ってまた歩くの繰り返しばっかり。道に迷って困ってはいるんだろうけど、緊張感があんまりなくてだらだらとあんまり計画性もなく歩いているばかりじゃあねえ・・・実話が元らしいから、日常の中に非日常は存在するということを言いたいのかも?
大自然の前に人間って小さくて無力だねというビジュアル映画なんだろうか?とも思うけど・・・観る人によっては解釈が変わるんじゃないかなあ・・・。
もうおいら、途中でこれは荒野のイメージビデオか何か?と思ったよ・・・(違)

・・・っていうか、それ以前の問題として、

これほど眠くなる映画も珍しい・・・っていうかおいら上映開始10分で寝たよ( ̄▽ ̄;)

だって冒頭は延々とだだっぴろい田舎道を車が走ってるのを後ろから撮ってるだけで、出演者が出てくるまで開始から4分、イチバン最初の台詞が出てくるまでに開始から6分、次の台詞は開始から8分ですよ!(←計った)
ほとんど台詞なくて景色~景色~景色~・・・。
・・・おかげで3回も視聴しなおしたよ、睡魔との闘いだったよ _| ̄|○ ←それでもラストを見届けようと頑張ってみた人(苦痛に耐えたので誰か褒めてください(T~T))

いやー、これほど観るのが苦痛っていうか観るのに努力が必要な映画って他にあんまり知らないかも( ̄▽ ̄;)

とにかくものっすごく疲れた!寝ないように頑張って観るのが疲れるって映画としてありえないよー!
画も音楽も全部が寝てくれといわんばかりの作りってどういうこと?音楽なんか睡眠導入にぴったりの音楽だよ!後半は回想映像ループだし。
倍速どころか超高速早送りで観てもいいかもって思ったくらいだよー!

180度の半円形のでっかいスクリーンで30分くらいに短縮して見られたら「ああ、スゴイ」くらい思ってちょっとは面白かったかもしれないなーなんて思うけど、家庭の小さい画面では限界がありすぎてムリムリムリ!
集中力が持続できなくて寝てしまうよー、画(構図とか自然の大きさとかを感じさせる作り)はキレイだけどストーリーの中に気持ちが入り込めないよー。ラストはちょっと衝撃だけどあれだってなんでいきなりそういうことになるの?それでどうなるの?ってよくわからんし、家の人にストーリーを要約(?)して言ったら「それって実はホモ映画なんじゃないの?」って言われるし、もーなんだかよくわからーん!( ̄▽ ̄;)

自然(特別感動するような雄大とかキレイとか感じるようなものではない)をじーっと見ているのが好きな人はいいかもしれないけど、精神的に余裕がない人(じっとしているのがキライな人や、飽き性で集中力に欠ける人、ストーリーに意味を求めたり話の展開のテンポの良さを求める人)は観ちゃだめー、すぐ退屈して絶対寝ちゃうから。

・・・でも眠れない時に見たら眠れるかもね。
それって「映画」としては本末転倒の欠陥だなって思うけど( ̄▽ ̄;)

# ネット配信で観たためパンフレット未購入。

「GERRY」関連サイト
GERRY

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メイキング・オブ・ドッグヴィル~告白~


評価 : ★★☆
(2004/2/21公開 デンマーク/ギャガ 52分)

伝説と化したラースの現場が遂に明らかに!!

※DVDタイトルは「ドッグヴィルの告白」になっていますが同じ内容です。

先日書いた『ドッグヴィル』のメイキングドキュメンタリー(GyaO Cinemaで本編とセットで2/10正午まで配信中)です。

内容は、『ドッグヴィル』撮影の舞台裏で、あまりにも斬新で前代未聞のスタイルで進む撮影に、主演のニコール・キッドマンはじめ出演者全員が戸惑い、監督の意図もわからず混乱して不安で精神的に追い詰められていく心情をスタジオの片隅に設けられた告白部屋(小屋?)で話している様子や、ラース・フォン・トリアー監督の撮影時の様子を映し出していくドキュメンタリー。

悪趣味とか言いながらメイキングまで観たおいらって異常( ̄▽ ̄;)?(笑)
いや、あんな悪趣味な映画を撮る人ってどんな人なのかなって顔を見たくなったんでねー(興味)。
しかし・・・あー、これを観たら、なんとなくラース・フォン・トリアーっていう監督がどんな奴だかわかったよ、だからあんな作品ばかりなんだなぁってね・・・この人が作るラブコメとか想像できねー( ̄▽ ̄;)

正直にぶっちゃけて思ったままに言っちゃうと、巨匠と呼ばれるにはあまりにも小心者すぎる人付き合いの苦手な器の小さいオッサンでした。例えて言えば、有能なんだけど高所恐怖症でいつも仕事する時は恐怖におののいているとび職のオッサンみたいな感じ~・・・いや、カメラで撮ってる格好がね、とび職のオッサンみたいな格好なんだよ・・・って意味不明かな( ̄▽ ̄;)

作品もネガティブだけど、この監督本人がものすごーくネガティブなんだよ!
いつも自分の作品が失敗したらどうしようってそればっかり考えて不安になってて、それを誤魔化すために抗鬱剤飲んでハイになってるんだけど、監督の不安は役者達にはとっくにバレバレで役者達にもその不安が飛び火しまくってるもんだから、出来上がった作品も観客に不安を与える作りなのも、ああなるほどって感じ。
この監督は発想や才能は豊かだと思うけど、自分の中に明確なビジョンがあるわけでもないようで役者達にどう演じてほしいのか自分がどういう意図でどういう画を撮りたいのかを伝える能力に長けておらず、納得いくまで話し合う努力もあんまりしてないみたいだし役者の心理を理解できずに理解したふりをしてうわべだけでモノづくりをしているみたいだから、あんまり監督としての手腕はお上手とは言いがたい。
自分の周囲の人間の感情を理解できない人間が監督だなんて、役者にとってはお気の毒だと思う。
そりゃみんな不満も言うよなぁ~、あれじゃあ作品の意図とか全然理解できないじゃん。告白部屋では撮影されているのがわかっているからオブラートに包んだような言い方しててみんな本音で不満をぶつけてたんじゃないと思うけど、内心はポール・ベタニーみたいに不満たらたらなんじゃないだろうか(ベタニーって正直な奴だなぁ~)。
映画なんてみんなで一緒に作り上げていくものなのに、監督はその根底の部分があんまりよくわかってなさそう。
「お金を払ってるんだから言ったように演技しろ」とか言ってるけど、そうじゃないじゃん。意図がわからないからできないんだよ!
役者だってこんな斬新な内容で実験的なセットの中での演技をするんだから不安で当たり前じゃないか、でも監督は周囲を安心させるのではなく逆に自分の不安を振りまいてるんだからタチが悪い。でも本人はそんなことなんかちっともわかっていなさそうで自分の周囲に壁を作っていて意思の疎通を図ろうという努力はあんまりしてないんだからサイアク( ̄▽ ̄;)
役者を追い込んでいって意図的にああいう作品を作っているんだって思ってたけど、オマエが不安を飛び火させてるだけかよ!って気づいた時にはガッカリでした・・・あはははは、真実を知ったらあの斬新なセットですら自主制作映画でお金なかったんでーっていう作りと変わりない気がしてきた・・・いかんいかん( ̄▽ ̄;)

多分、この人はきっと他のジャンルの映画は撮れないんじゃないかなぁ・・・。
まあ、役者の努力にカンパーイ、お疲れ様でした、ということで・・・やっぱりおいらは個人的にはラース・フォン・トリアー監督はあんまり好きじゃないです(笑)

んー、本編とセットで観るほうがいいかどうかは微妙だな~。
観ることによって、余計、精神的に消耗するかもしれない(笑)

# ネット配信で観たメイキングドキュメントなのでパンフレットなし。

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ドッグヴィル


評価 : ★★★
(2004/2/21公開 デンマーク/ギャガ 177分)

美しき逃亡者があらわれ、一つの村が消えた。

審判の日がくる。

GyaO Cinemaで映画視聴ランキング1位になっていたので観ました。

あー・・・やっぱりラース・フォン・トリアー監督って悪趣味だよなぁ( ̄▽ ̄;)
ああ、またわかっているのに観てしまった・・・映画館やレンタルでわざわざお金を払って観たんじゃないだけまだマシか・・・。
この人、才能はあるけれど、ちょっと才能を持て余し気味なんじゃないかなっていつも思うんだけどやっぱりそうでした。映画監督じゃなかったらただの変態としか・・・あ、いや、失礼( ̄▽ ̄;)(←本当に失礼)

内容は・・・宣伝チラシのコピーですべて語られている気がしますが(笑)
ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィルに住むトム(ポール・ベタニー)はジョージタウンの方向から銃声の音とともにやってきた美しい女性グレース(ニコール・キッドマン)を追っ手のギャング達から隠し、翌日、村の集会で2週間の期限内にグレースが村人全員に気に入られるよう各家庭の仕事の手伝いをすることを条件に村ぐるみで隠すことを提案。グレースの働きぶりに一時は村人達に受け入れられるのだが、やがて警察がやってきてグレースの捜索願の張り紙を貼ってから、村人達の態度が豹変していき・・・という人間ドラマ。

言わんとするところはわかるし、映像や手法は斬新だし、たしかに優れた才能の持ち主だとは思うんだけど、ある意味オカルトホラーよりもよっぽどタチが悪いんだよな~。多分、この監督にとっては「タチが悪い」なんて最大の褒め言葉だろうけど。

あんまり万人ウケする作品じゃありません。
倉庫みたいなところの床に白線をひいただけのセット(舞台稽古中?みたいな感じで最低限の物しかない)で3時間ほどの映画を撮ってるからっていう意味でじゃないですよ、それは観ているうちに気にならなくなりますから。

何が嫌って、後味が悪すぎることなんだよね。
それにこの作品を観て、人間とは・・・なんて考えようものなら人間不信に陥ってしまいそうで怖いですよ。
最初のほうはいい人そうでも、結局はそうなのかよ!っていう図ばかりで、人の善意の裏には必ず悪意(傲慢や弱さを隠すための偽の振る舞い)が存在するって言ってるようなものだからさ。
それに、猜疑心や嫉妬心や自己中心的な振る舞い・・・誰もが人の上にたちたがり誰もが自分を正当化したがるから、自分の間違いを晒され正しいことを言われると腹がたつんだっていうのを見せ付けられ、さあ考えろっていう作りだからタチ悪いったらないんだよ。
「傲慢」や「赦し」で人間の二面性(人間はある時はグレースであり、ある時は村人になり得るということに気づいたらわかると思いますが)を極端な角度から見せつけて、さあ考えろって言われても、やっぱり人間は悪意に満ちていますよね~うんうんっていうのを引き出したいだけなんだろうなって。
それは正しくもあり、間違ってもいるんだけど、どちらにしても事実、人とはそういう存在なんだってことだよね。
そんなの本当は誰でもわかってると思うんだよ。
だけど、そういう部分ってやっぱり醜いから晒したくないし見たくもないわけじゃん。
だから人はハッピーエンドを好むでしょう?シンデレラだって小公女だって逆境から幸せ掴むわけじゃん、もともとオチに復讐話がついてたものでさえ改良してハッピーエンドにした話だってあるわけじゃん、そういうのを昔から人は好んできたわけじゃん。
だけど、そんなの夢物語、本当は人間本来の姿は相当醜いってことをこの監督さんは語ってるわけだ。
それを画にして堂々と見せ付けちゃうんだからそういう意味でこの監督って毎回とっても悪趣味なんだよね。

純粋無垢なヒロインと自己中心的で身勝手な周囲の人々って構図は毎回同じだけど、何もそこまでヒロインを追い込まなくてもっていう画を撮りたがる人だからなあ・・・まあそうすることでヒロインをどこまでも純粋な存在として神格化しているんだろうけどー・・・でもあの壁のないセットでのレイプシーンだけは勘弁してくれ、つきつめた芸術のつもりで映画を撮ってるんだろうがやはりあれは人として嫌悪感しか抱けないよ・・・。

きっと監督本人が内心では性悪説を唱えている人間不信者なんだろうなって思うけどさー・・・だからってわざわざ映像にしなくてもっていうか・・・人間誰しも傲慢で自分勝手な部分があるってわかっててもあんな風に極端な形で3時間もかけて見せ付けられるのはやっぱり不愉快なんだよなぁ。まぁあんな閉鎖社会の中ではあれでも極端な形ではなくあり得る話なのかもしれないけどさ。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のように救いがなさすぎるよりはマシなオチだけど、やっぱり全体を覆う重苦しい空気と人間のエゴや醜さを並べ立てている画はあんまり好きじゃないや。
映画なんて娯楽なんだからさぁ・・・通常、後味が悪くてもまあそういう映画だから別にいいかっていう映画と、もう二度と観たくないっていう映画の2種類に分かれるんだけど・・・この監督の映画の場合、私の判定はほとんど後者(笑)
それにあのオチで「やっぱりあれじゃ腹立てても当然だよなぁ」って、やったねニコール・キッドマン万歳!って思ってしまうと、「ほら、あなたも善人気取ってても中身は悪人なんだよ」って言われてる気がして気分よくない(笑)

そんな感じなんで、作品の出来は素晴らしいと思うけど個人的に評価は低めかな。
映像やセットの効果は斬新だし、なにげに豪華俳優が出演してて演技もすごいと思うし、人間というものを理解したり考えたりする上では観たほうがいい作品なのかもしれないけれど、あんまりオススメはできません。
テーマは深いけどやっぱり後味悪いしね~、娯楽のつもりで見るには、正直、キツイわけですよ( ̄▽ ̄;)
わざわざ時間と金をかけて人間の嫌な面を見る必要もないかなってのもあるからね。

# ネット配信で観たのでパンフレット未購入。

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笑の大学


評価 : ★★★☆
(2004/10/30公開 東宝 121分)

一人は笑いを愛した
一人は笑いを憎んだ
二人の友情が
完璧なコメディを創り上げた

「古畑任三郎」などでお馴染みの人気脚本家・三谷幸喜がもともとはラジオドラマ用に作ったという傑作舞台劇を映画化したものです。

内容は、戦時下で様々な娯楽が取締りの対象となっていた昭和15年の東京で、警視庁の検閲官で厳格でなかなか笑わない向坂睦夫(役所広司)が、劇団「笑の大学」の座付き作家・椿一(稲垣吾郎)の持ち込んだ演劇の台本に書き直せなければ上演中止だと無理難題を突きつけるのだが、そのたびに椿は要求を聞き入れてさらに笑いを取る素晴らしい脚本を作り上げていき、次第に向坂が心変わりしていって二人の間に不思議な絆ができていく様を描いたドラマ。

うーん、役所広司は上手いと思うんだけど、稲垣吾郎がなんだか浮いて見えて個人的には満点はつけがたいかなぁ~・・・よくも悪くもやっぱり基本は二人芝居の舞台劇用の脚本だと思うので、面白いとは思うけれどわざわざ映画館で観るほどの作品ではないような気が・・・。

映画にするには設定が地味なんだよね、基本的に二人の掛け合いばかりだから映画にする意味があるのかどうかが疑問。舞台のテンポをそのまま映画に移してきているんだろうと思うけれど、映画にするとテンポが下がるというか舞台で直接見るテンポより悪くなっている気がするので、多分、舞台で見るほうが面白いと思います。
そういう意味では舞台のほうに興味を持たせてくれる導入編みたいな映画かも。
舞台版では西村雅彦&近藤芳正コンビで上演していたようです。
昔、うっすらとNHKか何かで見たような記憶があるような気がするのですが、あんまり覚えていないので(ォィ)再演してほしいなぁ、そっちが見たいよ。

あ、でも役所広司はスゴイと思ったよ!うわー、この人、こんなキレた演技もできるんだなあって・・・もう怪演といっていいくらい。彼の演技を見るための映画といってもいい(笑)
逆に稲垣吾郎は押され気味なのでちょっとカワイソウな感じ。観てる間にあんまり気にならなくなってくるんだけどね。

でも、一番致命的だったのは笑いのネタかな。
うちの家族はゲラゲラ笑ってたんだけど、おいらはあんまり笑えなかったんだよねえ・・・笑いを解説されるとちょっと面白みが減るからさぁ・・・そういうことってない?( ̄▽ ̄;)
ところどころ笑えるシーンはあったんだけど大爆笑まではいかず、クスッとかニヤッとかの程度だったのでね。
・・・もっともそういう笑いを引き出そうとしたのであれば成功だと思うけど多分違う気がする( ̄▽ ̄;)

舞台のように限られた空間の中での演技ならば密室の中での二人のやりとりに緊張感とか駆け引きのスリルなんかも加わってもうちょっとウケたんだろうけれど、映画のように広がりのあるスクリーンの中での演技というのはもともと念頭におかれていない脚本だと思うからアングルとか見せ方とか、やっぱり脚本家が意図したものと違ってる感じがしてならないんだよなあ・・・そういう意味では映画化するのが難しい作品だし、ここまでできたんだからもうちょっとっていう期待もあって惜しいなって思ってしまいました。
キライじゃないんだけどね(笑)

# レンタルで観たのでパンフレット未購入。

※ さっき調べたら、舞台版のほうもDVDがでてるらしいです。TSUTAYAで確認してこよう♪

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グッバイ、レーニン!


評価 : ★★★★
(2004/2/21公開 ドイツ/ギャガ 121分)

時代は変わっても、心は変わらない。

さて、ヨーロッパ映画祭で上映されていた最後の作品です。
2003年ベルリン国際映画祭でヨーロピアンフィルム賞、同年ヨーロッパ映画祭で作品賞、男優賞、脚本賞など様々な賞を受賞して、ドイツでは歴代の興行記録を塗り替えるほどヒットしたそうです。

内容は、1989年の東ベルリンを舞台に、十年前に夫が西側に亡命した反動で愛国心を強めて共産主義者の模範のような人になってしまった母クリスティアーネ(カトリーン・ザース)と、姉アリアーネ(マリア・シモン)と3人で暮らしている青年アレックス(ダニエル・ブリュール)が、反社会主義デモに参加して警察と衝突するところを偶然母に目撃されるところから始まる。息子のことがショックで心臓発作を起こして昏睡状態に陥っていた母は8ヶ月後に奇跡的に覚醒するのだが、医師は「今度強いショックを与えたら命はありません」とアレックスとアリアーネに宣告。しかし、クリスティアーネが眠っていた空白の8ヶ月の間に、ベルリンの壁が崩壊して東西ドイツは統一し資本主義国家に生まれ変わり、アリアーネは簿記学校を辞めてハンバーガー屋でバイトをしてそこで知り合った西ドイツ育ちの男を家に連れ込んで家中を模様替えしていたり、アレックスはテレビ修理工場が閉鎖されて衛星放送チューナーの訪問販売員になっていたりと時代はクリスティアーネ一人の記憶を残して大きく変わっていた。アレックスは再びクリスティアーネに大きなショックを与えないように、アリアーネが模様替えした時に捨てたはずの家具を全部元に戻したり、東ドイツの崩壊を隠すために職場の同僚を巻き込んで偽番組を自主製作したり、もう手に入らない東ドイツのピクルスを探したりして、涙ぐましい努力で母親に崩壊前の東ドイツの姿を必死に見せ続けるというユーモラスな奮闘劇。

ドイツ映画だしベルリンの壁崩壊を描いているっていうからもっと深刻で真面目な硬い映画かと思ったらわかりやすくてけっこう上質のコメディとしても楽しめるセンスがあちこちに散りばめられた社会派映画でした。
テンポもいいし、新しい文化がなだれこんできて急速に時代が変わり行く感覚が面白く見られます。
最初は、撮り方がなんだかロックストックのシリーズみたいだなぁと思ったけど、重々しくないように激動の時代を表現するにはいい手法だなあと思いました。(ヒットしたからって一時期なんでもかんでもマトリックス撮り(笑)を入れてしまったハリウッド映画と違って、伝えたいことを表現するために必要な手法をとっているって意味でね)
主人公が時代の波に逆らっている姿も、一つ一つの作業が地味~なんだけどなんか面白い・・・必死さが逆にやり過ぎて滑稽な感じに見えるので(笑)
だって周囲は過ぎたことは忘れましょうとさっさと新しい文化に切り替えしていく最中を逆行していく姿って周囲から見ても滑稽だと思うんですよ。ものすごく古くて珍しいものを集めるアンティーク趣味とはまた違って、つい最近まであったものを探すんだもん、しかも若者がですよ。時代の最先端を積極的に取り入れるはずの若者が逆行するっていう姿がより滑稽で面白く感じるんだろうなあ・・・その証拠に姉ちゃんは時代の波にのまれることのほうが楽しそうだもん。

ストーリーも音楽もキャストも、そしてタイトルさえもよく出来てて、特にヘリで運ばれていくレーニン像と母の対面は秀逸。そこにテーマのすべてが詰まってると言っても過言ではないほどインパクト大!上手いなぁ(笑)

あと、もう一つのテーマとして・・・ちょっとネタバレになりますが。
お母さんは最後には息子が嘘をついていることを知ってたんじゃないかな。
知ってて騙されているふりをしていたんだと思います。具体的にそれがわかる描写がなかったので(看護婦とか夫と話しているシーンやテレビじゃなくて息子の顔を見ているシーンでなんとなく知っていることを匂わせてはいたと思うんだけれど)、多分、観てる人に考えてほしいってことなんだろうなあ。どっちもが騙し騙されしてる中に確実に親子愛が感じられました。

よく考えたらあんまり派手さのある映画じゃないんだよね。
そりゃベルリンの壁崩壊のシーンとかもあるけれど、あれって映画のためにセットを組み立てて再現したんじゃなくて実際のニュース映像を使ってるんじゃないかな。だから、ベルリンの壁の崩壊とか実際の時代背景をリアルタイムで知っている人のほうが面白く感じるかも。リアルタイムで知らなくても、当時の東ドイツについて知識を入れてから観たほうがわかりやすくて面白いかもしれない。その時代を生きているドイツ人だったら(特に東ドイツに住んでいた人だったら)間違いなく心に残る作品になるんじゃないかな。
コメディちっくだけど、社会風刺と家族愛というテーマがしっかり描かれているんで、「観た~楽しかった~終わり」じゃなくて後からいろいろ考えさせられる映画でした。

・・・ただ、特別派手な演出がないし、途中ちょっと中だるみするところもあるので、べつにわざわざ劇場で観る必要はないかなぁ~・・・いい映画なんだけどねぇ。どちらかというと自宅鑑賞向きかも。レンタルをオススメします。

# 旧作、企画上映で観たためパンフレット未購入。

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