メリー・ポピンズ


評価 : ★★★★☆
(1965/12公開 アメリカ/ブエナビスタ 140分)

世界の映画史に、燦然と輝く最高傑作ミュージカル!

歌うアンドルース!踊るヴァン・ダイク!
〈チム・チム・チェリー〉ほか粒よりの佳曲に彩られて、楽しい感動を呼ぶ永遠の名作・・・

30年ぶりにあの名作が帰ってきました。

※ リバイバル時の広告チラシに掲載されていたコピー(Googleで画像検索したらこれしか出なかったんで。一番下のは1994年に最映された時のものらしい)

先日、家族とディズニー映画の音楽の話をしていたのですが、その中で『チム・チム・チェリー』の話がでたんですけどね、その曲って何の映画の曲?って聞かれて、メリー・ポピンズと答えたら、「そういえばメリー・ポピンズって名前は聞いたことあるけど映画は知らない」って言われました。
・・・そ、そうなの?けっこうあの当時に作られたにしては斬新な映像だし、曲もわりと有名だと思ってたんでちょっと意外。もしかして知らない人って多いのでしょうか?

内容は、1910年のロンドンの桜通りに住む銀行家のバンクス(デイヴィッド・トムリンソン)とその奥さんのミセス・バンクス(グリンス・ジョーンズ)は自分達の仕事で忙しくて娘と息子を乳母に頼んで放りっ放しにしていたのだが、子ども達と合わないと次々と乳母が辞めていき、新しい乳母を広告で募集したところ、不思議なことに募集前日に破って捨てたはずの子ども達の希望通りの乳母(家庭教師)のメリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)が家にやってきてから、メリーの友達のバート(ディック・ヴァン・ダイク)などとも知り合って、バンクス一家が家族の本当の幸せを取り戻すまでを描いたもの。

作品自体は1964年に映画化されていますが、原作は1934年にイギリスの女流作家パメラ・L・トラヴァースによって書かれました。映画化の30年も前に、この物語ができているってすごいよね!
ショー・ビジネスの世界では映画化の権利獲得合戦があったというけれど当然だよね、なんて豊かな想像力なんだろう!(で、結局、ウォルト・ディズニーが製作したわけだけど、内容的にもディズニー映画にぴったりで正解だったと思うよ)。

作品自体にも魅力があるんだけれど、配役もイイ。
特にジュリー・アンドリュースが素敵~!これが初めての映画出演だったそうだけれど、ハマリ役。
「サウンド・オブ・ミュージック」の時も素敵だったけど、こちらにはさらにディズニーお得意の童心に訴えかけるような魔法の力も加わって、子どもなら絶対こんな先生って憧れるだろうなあと思いました。ただ優しくて楽しいだけじゃなくてちょっと厳しい面もあって、先生としてもバランスが取れてて理想的だしね。
ドラえもんの四次元ポケットのようにいろんな物が出てくるじゅうたん製のカバンとか、指先パチンでお部屋の片付けが終わってしまうところとか、絵の中に入ったり、笑うと宙に浮かんでしまったり・・・と、メリー・ポピンズが家に来てからは毎日が奇想天外の連続だけどとっても楽しそうだもの(笑) 
それになにより実写とアニメの融合って、現代では簡単にできそうだけど、あの当時(1964年)にこれだけのものが作れたっていうのが驚き。今見るとレトロな雰囲気に見えるけれど、もともと絵の中という設定だしあれくらいでちょうどいいのかも・・・ってそういうところまで計算して作りこんだような画になってるのがスゴイよね。(まあ、当時の技術の最高があそこまでだったかもしれないから、そこは特に計算はないかもしれないが(^^;)

大人も子どもも楽しめるし、ディック・ヴァン・ダイク率いる煙突掃除夫達のダンスシーンなども迫力があるし、歌も覚えやすくていいし、もう40年以上前の作品だというのに今見ても画面に引き込まれる夢と希望に溢れた魅力が詰まっているので全体的にクオリティが高いと思います。
しかも、楽しいだけじゃなくて、さりげなくお父さんの仕事や立場についての話や鳩の餌売りのおばあさんのお話などを交えて人としての大切なこともわかりやすく教えてくれるような作りになっているのがイイね~。そういう教訓めいたことって子どもに教えるのは難しいもんだと思うんだけど、これほどわかりやすければ、子ども心に印象に残りそう。ラストに風が変わってメリー・ポピンズが去ってしまうところも、子ども達が成長してこれから経験していくであろう必要不可欠な別れを暗示してる感じで深いです。ストーリー展開の仕方も素直に素晴らしいと思いました。
せっかく話に出たので久々にレンタルしてきたんですけど、やっぱり、今観ても好きな作品だなぁ・・・。
(アニメとの合成がちょこっと雑な感じがするのは、現代の技術と比較してのことだと思うので気にしない~)

大人も子どもも一緒に魔法にかかった気分で楽しめる作品としてオススメです。
2時間以上もある長編だけど全く飽きさせないしね。
たしかにありえない不思議なことの連続だけどさ(笑)、今後も永遠に魔法がかかったように同じクオリティを保てる魅力(後世の誰が見ても公開された当時に見た人と同じように魔法にかかった子どものようなワクワクした気持ちになれるんじゃないかなという意味)が詰まっている作品だと思うので、もし見たことがない人がいたらぜひどうぞ。小さなお子様のいるご家庭には特にオススメかな~、教育的にもいいかもしれない。

# 生まれる前の作品で、レンタルで観たのでパンフレット未購入。

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サウンド・オブ・ミュージック

★★★★★
(1965/6公開 アメリカ FOX 174分) 

1965年度アカデミー賞5部門受賞
作品賞/監督賞/音響賞/編集賞/編曲賞

一つ前の記事に、この映画のロバート・ワイズ監督死去のニュースを書いたので我が家にあるサウンド・オブ・ミュージック プレミアムエディションを観た感想を投稿しときます。(画像つきのAmazonのリンクは通常版)
もう名作と言える作品で、デジタルリマスター版とかでリバイバル上映なんかもされているので知っている人は多いでしょう。テレビでも放映されていたし。

DVDの箱裏に書いてある「美しいオーストリア・アルプスの大自然に、楽しい歌声がこだまするミュージカル映画の最高傑作!」その通りの映画です。
とにかく音楽が最高!
ミュージカル映画としてもここまで成功しているのも珍しいほど。
ミュージカルって突然歌いだすものがほとんどなんだけど、ストーリーと見事にマッチしています。しかも「ドレミの歌」とか「エーデルワイス」とか「Sixteen Going On Seventeen」とか、音楽の教科書やCMで使われている馴染みのある曲がたくさん!
1964年製作(日本公開は1965年)ですが、今観ても何度観ても色あせない感動と楽しい歌声が素敵です。

ま、湖に落ちた子があんな短時間に着替えて歌を歌うのは無理では?とか、義母になり損ねた男爵夫人はえらい物分りのいい女だったな、とか突っ込み所もあるっちゃあるんだけどそんなことはどーでもいいくらい好きな映画の一本です。
主演のマリア役のジュリー・アンドリュース、素敵ですねー!!!でもなんで主演女優賞とれなかったんだろう・・・「メリー・ポピンズ」でとったからかなぁ。
まあ、アカデミー賞ってちょっと癖がある気がするのでべつにとれなくってもいい映画には違いないですけどね。

# 生まれる前に公開されているのでDVDは買ったけどパンフレットは未購入。

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