タイタニック


評価 : ★★★★
(1997/12/公開 アメリカ/FOX 189分)

運命の恋。
誰もそれを裂くことはできない。

1912年の今日、4/14は何の日か知ってます?
あのタイタニック号が23:40頃に氷山に衝突した日です(沈んだのは日をまたいで15日になってから)。
実は『タイタニック』は史上最大の豪華客船のよる海難事故として注目を集め何度も映像化されているのですが、一つ前の記事『スライディング・ドア』で引き合いに出したので1997年製作のジェームズ・キャメロン版について書いておこうかなーと思って、そういえばタイタニックっていつの話だっけ、とGoogleで検索したら出てきました。偶然とはいえ、とってもタイムリー(時代は違うからちょっとこじつけっぽいか( ̄▽ ̄;)?)。

もうヒットしすぎて有名すぎるくらい有名になって大ロングランだったから知らない人のほうが少ないような気がするけど、まずは一応、いつものように内容紹介から。

内容は、現代で1500人の乗客とともに北大西洋3773メートルの深海に眠るタイタニック号の引き上げ作業時に見つかった裸体に「碧洋のハート」という宝石を身につけた若い女性の絵画をテレビで見101歳の女性ローズ・カルバート(グロリア・スチュアート)が孫娘のリジー(スージー・エイミス)とともにラベット(ビル・パクストン)に会いに来て自分はタイタニック号事故の生存者で、テレビで公開された絵のモデルだというところからタイタニック号で実際に起きた悲劇の航海が、語られていき、1912年にイギリスのサウサンプトン港から処女航海に出ようとするタイタニック号に、賭けで勝ってチケットを手に入れて三等に乗り込んだ画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と、上流階級のアメリカ人で大資産家で婚約者のキャル(ビリー・ゼーン)と娘の結婚を強引に決めた母親ルース(フランシス・フィッシャー)、コロラドの富豪夫人モリー・ブラウン(キャシー・ベイツ)と当時17歳のローズ(ケイト・ウィンスレット)が乗り合わせ、ローズが飛び降りようとしたところをジャックが救ったことによって出会い、それが運命の出会いとなって恋物語に発展し強い絆で結ばれたのも束の間、船が氷山に衝突してタイタニック号が沈むことに・・・という史実をベースにしたラブストーリー。

多分、これってディカプリオ人気もあって、何度も劇場に足を運んで観た人もいるだろうし、すごく好きだって言う人もいるだろうし、名作だって言う人も多いと思うんだけど・・・ごめん、おいらは一人で劇場へ行ってポップコーン片手にものっすごく客観的に冷静に観てしまったのでそこまでの名作だとは思わなかったんだ( ̄▽ ̄;)
えーと、何がダメだったかっていうと・・・ローズ?(笑) 
深窓の令嬢の設定のわりには必要以上に逞しすぎて肉厚も豊かすぎで二の腕太っ・・・斧振り回してるし( ̄▽ ̄;)!
・・・いや、まあ必死の状況だからとかそういうのもわかるけどなんかちょっと・・・あの人戻ってなかったらジャックは生きてたかも?とか、死んだらすぐ手を離して海の底にポイなのかよ!とか、ご令嬢があんなに逞しく海ざばざば泳いじゃって死体からホイッスル奪って自分は助かっちゃうのかよ!とか考えるとちょっとさぁ・・・お嬢さん、あまりにも強すぎないかい( ̄▽ ̄;)?
・・・まあ、あれだけ逞しければ生き残れるよな・・・( ̄▽ ̄;)(納得)
あと、最大の問題点は、現実に起こった傷ましい悲しい事件をベースに、大金かけて大掛かりなセットとCGで作ったリアルタイムで沈む船を見るという大スペクタクルが全て二人の愛を盛り上げてしまう演出に使われちゃってるっていうところがもう個人的にちょっとどうなのかなぁと・・・たしかに沈没していくところとかはスゴイと思うよ、でもCGのすごさのほうが目立ってしまったかな。だいたいそこに至るまでの過程が長い( ̄▽ ̄;)
あー、あと、セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「My Heart Will Go On」はけっこう好きかも。
しかし小さなエピソードで沈むまで音楽を奏でていたカルテットとか沈み行く船の中での老夫婦とか脇役の描写もそこそこよかったのに全部を消し去る二人の愛のエピソードが大映しってのが(いや、まあ主人公だからねぇ、わかるんだけど・・・)あれー?って感じで・・・まあおばあちゃんの回想録だからあれでもいいのか・・・オチがちょっと微妙だが( ̄▽ ̄;)

そういえば、これ観終わった後で、後ろにいたカップルがあの状況だったらお互い助けに戻るかどうかでもめていました(笑) なんかものすごい喧嘩に発展していっていたけどどうなったんだろう、もう覚えてないけど( ̄▽ ̄;)

ところで、「Titanic: The Sequel」って、知ってます?
ちょっと今更感が漂いすぎてアレだけど、まあよく出来てること・・・これ見て騙される人もいたりして(笑)
そういえば何年か前に、実はジャック(レオナルド・ディカプリオ)は生きていた!という内容で続編を製作するかも~とかいう噂がたしか囁かれていたような記憶があるけれど(テレビで見た記憶があるなあ、めざましテレビかなあ?)、結局どうなったんでしょうねえ。
ディカプリオはタイタニックに出演したことはイメージが固定化しすぎて失敗だったと思ってるっていう記事をどこかで見た気がするので、本人が嫌がってお蔵入りになったのかな?

# パンフレット捜索中・・・多分、た行の棚に埋もれているはずだが~( ̄▽ ̄;)

「タイタニック」関連サイト
Titanic
20th Century Fox

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キング・コング


評価 : ★★★★
(2005/12/17公開 ニュージーランド・アメリカ/UIP 188分)

アカデミー賞受賞監督ピーター・ジャクソン最新作

『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の監督が贈るアドベンチャー超大作!

すべてはこの映画のために―
『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が贈るスペクタクル・アドベンチャー!

キング・コングの映画は何度か続編とかリメイク版とかアニメ版とか、なんだかよくわからないけどそれ便乗?っていう日本で作られたわけわからない版(あるのは知ってるけど観たことないから謎)とかを含めて少なくとも7~8回は作られているという特撮怪獣映画大好きな方には古典中の古典として人気の作品ですが、メリアン・C・クーパーとアーネスト・B・シュードサック監督・製作、フェイ・レイ主演で1933年に作られたオリジナル版は時おり何かの特集などで映る有名なシーン(エンパイア・ステート・ビルに登ったでかいゴリラが暴れてるっていうシーン)しか観たことがないので、比較してどうとかいうのはわからないんですけど・・・えーっと、キング・コングってこんな話だったの?・・・だって・・・あ、まあそれは後で書きましょう、とりあえず内容から。

内容は、1930年代初頭のニューヨークで冒険映画を作ろうとしていた野心家の映画監督カール・デナム(ジャック・ブラック)は映画会社から金がかかりすぎるとして映画を断念するよう言われ主演女優にも逃げられとさんざんだった時に偶然にも出演舞台が閉鎖されて職を失って食べるのにも困っていた美しい女優アン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)を見つけ映画に出るよう話を持ちかけ、脚本家ジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)もできていなかった脚本を船の中で書かせるためにうまく騙して船に乗せたまま出港。危険な航海で座礁した末、目的地の幻の孤島“髑髏島(スカル・アイランド)”へ辿り着いたが、そこで原住民に襲われ、命からがら船に戻ったところでまたアンがさらわれて船員と撮影クルー達で探しに行くのだが、アンは儀式に引っ張り出されてコングに恐竜や巨大化した虫がたくさんいるジャングルの中へ連れ去られる。船員と撮影クルーは死人を出しながらもなんとかアンを救出したが、撮影カメラが壊れたことでカールがコングを連れてニューヨークへ戻って見たことのない世界をみんなに見せる見世物にしようと思いつきクロロフォルムや網などを使ってコングを生け捕りにして連れ帰るのだがアンを気に入ったコングはアンを探して暴れだし・・・という1933年に作られたとは思えないほどの映像とストーリーのインパクトが今でも知られるほど有名で後世の怪獣映画に影響を与えたパニックムービー。

よく出来てるんだけど・・・キング・コングが登場するまでの前振りがものすごく長い(笑)
いつ出てくるんだろうって観ていたのだけど、やっと出て来たと思ったら上映開始からなんと約一時間経過
えー、それって長すぎない( ̄▽ ̄;)?

前編はアドベンチャー系タイタニック(アヤシイ地図+船での恋+岩にぶつかって座礁)。
えー・・・その展開ってなんか寄せ集めのような・・・しかも船員のエピソードは描いたわりには後々あんまり必要なかったような展開だったんで別にそんなに時間をかけていれなくてもよかったかも・・・何か重要なことに関わってくる伏線かと思ってたんだけど期待したほど何もなかったのでちょっとがっかりしたよ( ̄▽ ̄;)

中盤はキング・コングVS恐竜で、まるでジュラシック・パーク(笑)
一部のシーン(自然がいっぱい、骸骨もいっぱい、フラッシュバックのように映る気持ち悪いシーンたくさん)がまるで「ロード・オブ・ザ・リング」そのもの・・・どっちもピーター・ジャクソン監督だからなあ。そういえば予告編観た時にも、「あー・・・なんかロード・オブ・ザ・リングの世界だなぁー」と思ったので、そういう構図が好きなんでしょうね。
しかし原住民はともかくとして巨大虫のシーンは気持ち悪すぎなのではずしてくれー!
うぉぇぇ( ̄ロ ̄lll)(←きっとこんな顔で観てました)
・・・ていうかあのシーンはあんなに長く撮る必要があるのか( ̄▽ ̄;)?
あと、あんなにジャングルの中で駆け回っているのに女優さんは怪我一つしないし顔もあんまり汚れないし服は汚れてもそんなに破けないのね、ありえなーい(笑)
それにあんなでっかいゴリラをどうやってニューヨークへ連れて行ったんだろう?
ストーリーに特に影響のないどうでもいいところはやたらと長いのにそのへんは全部カットなのかよ・・・えー( ̄▽ ̄;)?
ロード・オブ・ザ・リング3部作の3倍のカット数の最新VFX使ったりとかしてたんじゃなかったのかよー、そこにそのシーンは入ってなかったのかよー( ̄▽ ̄;)?

後編でやっとビルのてっぺんに登るという有名なシーン登場。
見世物にされた劇場を逃げ出してアンを探すキングコングはすごいです。そこらの金髪を捕まえて顔を見て違うとわかったらポイと投げ捨て。また捕まえてはポイと投げ捨て・・・まるでバナナの皮かなんかのようだ。
どーでもいいけど、アンの衣裳ってマリリン・モンローを意識なのかな?
顔はニコール・キッドマンみたいだけどそれは意識とかいう以前の問題なので無視できるけど・・・ええ、美人なのでいいんです(きっぱり)!すごくキレイに撮ってもらってましたよ、キング・コングが惚れるのも納得ってくらいの「女優」役でした。
あとハイヒールであんなところをどんどん上って行って、ハシゴに片手で捕まれるっていうのもどうよ?って気がしますが・・・まあそこもいいか・・・よく考えたらあんなでかいゴリラがビルを登ったら普通ビルが壊れるだろうって思うけど許容範囲でOKだからいいや( ̄~ ̄;)
アンを見つけ出して夜の公園だかどこかの凍った池か川のところで一緒にくるくると滑っているシーンと最後にキング・コングと女優が見つめ合うシーンがとても印象的でした、特に目が。
二人の間に言葉があるわけじゃないんだけど雰囲気がね、言葉がなくてもわかりあえてる感じ。
美しい夕日を眺めているシーンも秀逸。
ラストシーンはちょっと切なくてホロリときます・・・最後までヒロインを守り通して戦い死んでいく様はやっぱり素敵。どんなにごついゴリラだとはいえ、純真無垢で子どものようなその瞳と、男として戦い落ちて行く勇姿に感動しました。
あ、でもあの監督の最後のセリフはどうなんだろう?いや、意味はわかってるからあれはあれでいいんだけどさあ・・・「女優」のせいじゃなくてもともとはオマエが元凶じゃないのか、とかちょっと突っ込み入れたくなったんで。

あ、後、終わってからなんですが、エンドロールの後に出たオリジナル版製作者とフェイ・レイに捧ぐっていう敬意を払ったメッセージがとてもよかったです。本当にこの作品を愛してるんだなあと思いました。思い入れが深いから巨額の費用(映画会社が出した予算枠を超えたので監督の私費もかなり投じたらしいです、9歳の時からの夢だったんだって)を使ってこの映画にかけたのでしょうね、キング・コングの描写は言葉を話さないかわりにとても表情豊かで製作者の意気込みが感じられました。
ああいう怪獣特撮モノってけっこう映画にするには難しいと思うんですよ。人形みたいにしてもダメだし、キング・コングの場合は野生なんだから怖くないゴリラにしてしまうのもダメだもんね、やっぱり恐怖を感じながらもその表情や態度で無垢な気持ちを表現できてないとただの作り物になって子ども騙しになってしまう。でも本作ではちゃんと命が吹き込まれていたように感じたのでよかったと思います。
そういえばキング・コングの役ってロード・オブ・ザ・リングでゴラムをやったアンディ・サーキスだったんですね、船のコックの役もしていたから二役していたみたいだけど、さすがだ!

後編までがちょっと何かの映画の継ぎ合わせみたいな感じがして長いのだけれど(それでこんな話だったの?って思ったんですけどね)、ラストは素晴らしいです。
わかっている話なのに感動できるっていうのはすごいことだと思うのですよ、オリジナルを越えるのは難しいですからねえ・・・その証拠にといってはなんだがオリジナル以降で作られたものはわりと駄作という噂だし( ̄▽ ̄:)
リメイクでも続編でも同じですけど、最初がヒットするとなかなか後に続けてというのは難しいですね。
でもここまでキング・コングを表情豊かにしたのはCGのワザとはいえ、見事ですよ。
途中ちょっと気持ち悪いしかなり長いけれど、ぜひ大画面で観ることをオススメします。

こんなにも深い思い入れで作られたリメイク版ってそうそうないような感じがするので、オリジナル版もレンタル探して見てみようかな。

・・・あ、そういえばどこかの情報番組(多分、めざましテレビ)で見たんだけど、ピーター・ジャクソン痩せたねえ!
「ロード・オブ・ザ・リング」の時は典型的な太り過ぎぷっくぷくの白人だったのに、小学生の体重分くらい(25kgだっけ?)落としてたよ・・・すげえ( ̄▽ ̄;)

# パンフレットは横長で56ページある特別版1800円のと通常サイズの通常版600円の2種類。・・・1800円って!高っ!もう一本普通に観れるじゃん!・・・と、思ったので、一応映画館のスタッフの人に「特別版と通常版の違いはなんですか?」と聞いて中身だけパラパラと確認させてもらって通常版を買ってきました。あんまりちゃんと見てこなかったけど、特別版にはキングコングの顔のCGの作り方とかいうのもあったような・・・いや、べつにいらないけど。通常版も通常とは思えないほど内容が濃く、ピーター・ジャクソン監督がこの映画にかけた意気込みなどが感じられるようになっています。

「キング・コング」関連サイト
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