キル・ビル


評価 : ★★★★
(2003/10/25公開 アメリカ/ギャガ 113分)

許せない。許さない。

ぶっとび監督(笑)、クウェンティン・タランティーノが作ったかつての東映だか日活だかのヤクザ映画テイスト盛りだくさんの映画です。

内容は、かつて、世界中を震撼させた暗殺集団の中にあって最強と謳われた暗殺者のザ・ブライド(ユマ・サーマン)が、かつてのボスのビル(デヴィッド・キャラダイン)によって自分の結婚式の真っ最中に愛する夫とお腹の子どもを殺された上、自らも撃たれて昏睡状態に陥るのだが、やがて目覚めた彼女は復讐の鬼と化して自分の幸せを奪った者を血祭りにあげていこうとするという復讐劇。

クウェンティン・タランティーノ監督って本当に日本映画が好きなんだなあ(笑)
もう、観てたら映像からバンバン伝わってくるよ!
なんだろうね、趣味丸出しっていうか・・・オタク万歳!っていうほうが正しいのかも( ̄▽ ̄;)
ある意味、『SAYURI』を作った人達なんかよりよっぽど日本映画をよく観てると思うし、研究もしてると思う。
故・深作欣二監督の映画とか大好きなんだろうな~(っていうか捧げてるし!)。
ストーリーとか展開とかB級だと思うけどイイ!
なんかやりたい放題してるんだけど、ここまで突き抜けてたらなんでもあり!

それに、日本のイメージの捉え方としてはちょっと変なところもいっぱいあるんだけど・・・例えば、変な日本語とか、なんで服部半蔵が( ̄▽ ̄;)?(しかも千葉真一(笑))とか、なんでここで「恨み節」(しかも日本語で梶芽衣子が歌ってる)の曲がかかるの( ̄▽ ̄;)?とか(いや、シーン的にはピッタリなんだけど一応外国映画だからね( ̄▽ ̄;))、オイオイッ飛行機内に日本刀持込禁止だろ( ̄▽ ̄;)!?とか、女子高生の刺客のゴーゴー夕張ってどういう名前なんだよ?そんな日本人名の人いるかよ( ̄▽ ̄;)とか、日本刀はただ振り回せばいいってもんじゃないからその殺陣はイマイチじゃねーの?とか、突っ込みどころ満載だったりもするんだけど・・・なんでだろうなぁ、なんか観てて楽しくなってしまったんだよね(笑)
片言の日本語は聞き取りづらいんだけど、まあそれもしょうがないかって許容範囲。
急にでてきたアニメも、まあいいだろう。だってオバカ映画だもん(笑)

同じようにツッコミどころ満載で片言の日本語が横行していた『SAYURI』の時はあんなにイライラしたのに、観終わった後に「なんだこれどこの国だよ、金返せよー!」とか思わなかったのはなぜだろう、ただこれはコメディだからとかいう理由だけではすまない気がする(笑)

・・・多分、『映画、愛シテマス!!!』っていう監督本人の気持ちや楽しんで作ったんだろうな~ってわかるほど日本映画大好き趣味丸出しで作りこんだ映像が圧巻すぎて、変なところがあったとしてもなんだか憎めないってことなのかもね。

でも、万人向けではないかな(笑)
ちょっと観る人を選ぶ映画になってるのはたしか。
だって、ヤクザ映画大好きな人が趣味で作ったオタク映画だし、一応「復讐劇」なわけだから血なまぐさい残酷シーンも盛りだくさんだし(笑)

スプラッタ映画がダメっていう人にはダメだろうし、それより何より日本映画をたくさん観てきた人でないとわからない面白さが隠れているコメディなので(一部、カンフー?とかのシーンもあるのでアジア映画も入ってますが(笑))、普通の人が観てもつまらないかもしれないしねぇ。人によってはなんだこりゃとかキライとか言われる映画だと思います。(そういう人はきっと、なんで観ちゃったんだろう?って思って続編のvol.2は観ないと思いますが)

・・・ああ、でもこれってたしかメジャー配給になってたよね!?
おいらは、おなじみの映画館の陰謀(笑)によって上映スケジュールが合わなくて映画館で観ることができなかったんでレンタルで観たんだけど、この映画を全国規模(ってか世界規模か?)で公開するっていうのはちょっとスゴいよ、だってオタク映画でしかもパロディっていうかコメディだもん。
やっぱりクウェンティン・タランティーノ監督っていうネームバリューの威力が大きいのか?(笑)
まあ、音楽や映像センスはいいと思うけどねー。
そういえば予告だかテーマ曲だかは布袋寅泰だったような・・・(名前の漢字、自信ない( ̄▽ ̄;))。

とにかくこの監督のセンスってスゴイね。頭の中どうなってるんだろって思うよ( ̄▽ ̄;)

# パンフレットだけは劇場で購入したはずなんだけど捜索中( ̄▽ ̄;)

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暗黒街

評価 : ★★★★
(1928/1公開 アメリカ 80分)

※Amazonで見つけられなかったのでまた検索できればリンクします。

もしかして今まで取り上げた映画の中で今のところイチバン古い映画かな?
NHKのBS-2で放映してたので何の気なしに(特別期待しないで)観ました。

サイレント映画だからってナメてちゃいけないね!
もしかしたら現代の映画より面白いかもしれない。

内容は、犯罪の都ことシカゴの暗黒街にいた稀代の大盗賊ブル・ウィード(ジョージ・バンクロフト)が一人の酔っ払い(クライヴ・ブルック)に銀行強盗を目撃され、彼を始末するために脅して隠れ家に連れ帰るが何故か気が合って秘密を厳守することを約束させてロールス・ロイス(高級自動車)と呼んで世話するようになり、禁酒して以前のような紳士に戻る。ブルの情婦フェザース(イブリン・ブレント)はいつしかロイスに恋心を抱くようになるが、義を重んずるロイスは自分も惹かれつつも恩人の女に手出しをせず、彼女にそう告げる。暗黒界の年一回の催したる「休戦日」と称する舞踊会の夜、フェザースが舞踊会の女王に選ばれたが、かねてからフェザースに横恋慕していたマリガン(フレッド・コーラ)が彼女に花輪を与えると称して連れ出し暴行しようとし、それを知って怒り狂ったブルが射殺してしまい、逮捕・死刑を宣告されるが・・・というストーリー。

前半はコメディっぽいんだけど(弁士の口調が「ちびまる子ちゃん」のナレーションみたいな感じで最初聞き慣れないうちは笑えてしまったってのもあるんだけど、ストーリー自体もギャングのボス的役割の人が花屋やってるとか普通ありえないような設定なんで( ̄▽ ̄;))、後半は三角関係や銃撃戦とか入ってきてなるほどギャング映画っぽい。ちょっとパーティ以降のシーンの三角関係というか嫉妬(?)がクローズアップになってきて、義理人情をとるか恋愛をとるかになってラストがいい話っぽくまとまっているので、全体的にはギャングの抗争がどうのっていうよりは義理人情話になってると言えるかな~。ラストでブルが二人のために投降する時の台詞「この一時間は俺にとって一生分の価値がある」(だったかなあ( ̄▽ ̄;)?)がカッコイイ!潔い感じがとてもイイんだよね。
なんだろう、この脚本のセンスと映像のセンスは。
一応、弁士や音楽つきで放送されてたんだけど、台詞や音がなくったって銃撃戦の臨場感や迫力が存分に伝わってくるってのもスゴイし、こんなに古い作品なのに今見ても楽しめてしまうあたりがイイ!

古典として残るものってやっぱりそれなりにクオリティが高いものなんだなあと思いました。

そうそう、ちなみにこの作品、第一回(1927~1928年)アカデミー賞の脚本賞を受賞しています。
なるほど納得。モノクロのサイレント映画に抵抗を感じない人にはオススメします。

# 生まれる前に製作され、TV放映で観たのでパンフレットなし。

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